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香水の資格8選を比較(通信講座、費用、難易度、ユーキャン)


香水に関する資格がいろいろとありますが、どのような種類があるのでしょうか。

匂い香料嗅覚の仕組みを学ぶ資格や、香水の種類、使い方、香りを伝える言葉の選び方を学ぶ資格、アロマテラピー精油について学ぶ資格もあります。

さらに、独学で学べる資格や、通信講座で取得できる資格、国家資格もあります。そこで、香水の資格を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

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本記事は、香水に関する資格おすすめ8選と、その難易度、費用をご紹介します。

 

香水の資格おすすめ8選

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香水に関する資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  •  何を学ぶか。(匂い香料嗅覚の仕組み香水の種類、使い方、アロマテラピー
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座、独学)
  •  どの程度の難易度か。(合格点、合格率)
  •  どのくらいの費用が発生するか。
  •  資格を取得した後に、どのような仕事につけるか。

上記のポイントを踏まえて、おすすめの資格を一覧でご紹介します。

  1.  日本調香技術師検定
  2.  フレグランスセールススペシャリスト
  3.  アロマテラピー検定
  4.  臭気判定士
  5.  フレーバー・フレグランス検定
  6.  アロマセラピスト
  7.  アロマオイル士
  8.  アロマセラピープロフェッショナル

それぞれを詳細にご紹介します。なお、資格の概要や費用を表にまとめました。

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また、資格の選び方を手っ取り早く知りたい方は、次の表をご覧ください。

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1. 日本調香技術師検定

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一般社団法人 日本調香技術師検定協会が運営する資格です。

匂い香料アコード(匂いの調和)、単品(天然、合成)、食品または香粧品に関する知識が問われます。3級、2級、1級と3種類の資格があります。

筆記試験と実技試験があり、合格をすると、認定証を取得できます。

日本調香技術師検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
筆記
  • 匂いの基礎知識
  • 香料の一般常識、歴史
  • 食品または香粧品の知識、単品(天然、合成)、アコード
実技
  • 単品香料の香りを嗅いで、4択方式で回答する
  • 香りを嗅いで、組み合わせ番号を答える
  • 香りを嗅いで、香料名を記述する

◆ 資格取得後の仕事

研究開発、商品開発

◆ 料金(税込)

  •  3級: 11,000円
  •  2級: 11,000円
  •  1級: 16,500円

◆ 難易度

筆記試験30点 実技試験70点の合計100点のうち、暫定で70点を合格としている

◆ 出題形式

筆記試験、実技試験

◆ 受験場所

東京

◆ 運営団体

一般社団法人 日本調香技術師検定協会

◆ 資格の取得方法

なお、日本フレーバー・フレグランス協会 の卒業生の就職先が香料会社、化粧品会社が多いです

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(出典) 日本フレーバー・フレグランス協会

 

2. フレグランスセールススペシャリスト

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香水ソムリエの資格を発行する日本フレグランス協会が運営する資格です。

香り嗅覚の仕組みを学んだ後、香料会社の仕事やパフューマーの仕事、香水のカテゴリー、製品の使い方、アロマテラピー、香りの表現の仕方などを学びます。なお、香水、化粧品販売において1年以上の経験のある方が対象となります。

試験に合格すると、NYのフレグランス財団(The Fragrance Foundation)が発行するフレグランスセールス スペシャリストの資格証バッジを受け取れます。

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顧客への香りの提案力を重視しており、嗅覚だけでなくコミュニケーション能力も問われます。

フレグランスセールススペシャリスト 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
香りと脳 嗅覚のしくみ
  • 脳のしくみ
  • 香りと記憶
  • 香りは脳を活性させることができるか
香水100年史にみる名香
  • 香史に誕生した殿堂入り香水
  • 知っておきたい名香
日本の1500年における香の文化
  • 香木のルーツ
  • 日本の伝統文化の香道
香料会社と調香現場
  • 香料会社の仕事
  • パフューマーの仕事と役割
香水カテゴリーと分類
  • 香水ファミリー
  • 製品の使い方
  • ファッション&メゾン香水
トレンド香水の傾向
  • ニッチ&コンセプト
  • アロマコロジー
アロマテラピー
  • 基礎知識、精油
香りづくり体験
  • 香りづくり
  • 自身の内面の感性にきづく
香りを表現する
  • 香りを伝える言葉の選び方
  • 比喩法・評価力の高め方
  • ウィズコロナでの香水販売の姿勢と方向性

◆ 資格取得後のキャリア

香水専門店の販売員、フレグランスコンサルタント、商品開発担当者(香水ソムリエとして、個人のお客様に対してパーソナライズされた香水の提案や、ワークショップの開催)

人材募集サイトのindeedで調べたところ、フレグランスセールススペシャリストへの資格挑戦を進めている企業もあります。

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【出典】 indeed

◆ 料金(税込)

60,000円、認定料5,000円

◆ 難易度

未公開

◆ 出題形式

未公開

◆ 受験会場

東京

◆ 運営団体

日本フレグランス協会

◆ 資格の取得方法

 

3. アロマテラピー検定

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公益社団法人 日本アロマ環境協会が運営する資格です。

アロマテラピーの基本的な知識や、精油の作用選び方を学んだ後、精油が心身に伝わる仕組みや、利用方法や精油のプロフィールを学びます。

インターネットで試験を受けられるので、自宅から受験できます。試験に合格をすると、認定証を受け取れます。

アロマテラピー検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
2級
  •  香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
  •  アロマテラピーの基本、精油
  •  アロマテラピーの安全性
  •  アロマテラピーの実践
  •  精油のプロフィール(対象11種類)
1級
  •  香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
  •  アロマテラピーの実践
  •  アロマテラピーのメカニズム
  •  アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア
  •  アロマテラピーの歴史
  •  アロマテラピーに関係する法律
  •  精油のプロフィール(対象30種類)

◆ 資格取得後のキャリア

非公開

◆ 料金(税込)

  •  2級: 6,600円
  •  1級: 6,600円

◆ 難易度

正答率 80%、合格率 およそ90%

◆ 出題形式

選択解答式

◆ 受験場所

自宅(インターネットが使える個室)

◆ 運営団体

公益社団法人 日本アロマ環境協会

◆ 資格の取得方法

 

4. 臭気判定士

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公益社団法人におい・かおり環境協会が運営している資格です。

1996年の悪臭防止法の改正に伴い誕生した国家資格で、工場事業所からのにおいを測定するのが主な仕事です。地方自治体から臭気の測定委託を受ける場合、臭気判定士資格が必要となります。

臭気測定に関する知識が問われ、パネルの選定やサンプリング、嗅覚測定を行い、臭気指数の測定方法を学びます。資格を取得すると、ディプロマを受け取れます。

臭気判定士 

◆ 問われる内容(学習内容の例)

種類 問われる内容(学習内容の例)
嗅覚概論
  • 嗅覚の仕組みと嗅覚の基本的な特性
  • におい物質の特性とにおいの役割
悪臭防止行政
  • 悪臭防止法の内容や臭気判定士の役割
  • 臭気発生源及び防止対策に関する基礎知識
分析統計概論
  • 統計学の最低限必要な基礎知識
  • データの基本構造
  • 統計的処理する際の例題解説
悪臭測定概論、測定実務
  • 機器分析嗅覚測定に関する知識
  • 特定悪臭物質や臭気指数等の考え方
  • 嗅覚測定法に関する全般的な知識
  • 臭気判定士作業内容と安全管理

◆ 資格取得後のキャリア

ISO14001の取得に取り組む企業(環境管理のため)

なお、求人ボックスで調べたところ、資格の保持者優遇する企業がありました。

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求人ボックス

◆ 料金

18,000円

◆ 難易度

  •  総合得点率: 70%以上 各科目別最低得点率 33%以上
  •  合格率: 21%前後

◆ 出題形式

マークシート方式(多肢択一又は数値解答)

◆ 受験場所

東京

◆ 運営団体

公益社団法人におい・かおり環境協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

5. フレーバー・フレグランス検定

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一般社団法人フレーバー・フレグランス協会が運営する資格です。精油香り物質の化学的な理解、調香技術アロマテラピーなどの知識が問われます。資格は3種類あります。

  •  3級: フレーバー・フレグランスの基礎
  •  2級: 香気物質に関する知識、基本的な香料の嗅ぎ分け
  •  1級: 調香のための基礎、調香に必要な香料の嗅ぎ分け

なお、検定に合格をすると、合格証書がもらえます。

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フレーバー・フレグランス検定 

◆ 問われる内容(学習内容の例)

種類 問われる内容(学習内容の例)
3級
  • 香料の化学
  • 香料の歴史
  • 抽出と分析の基礎
  • 香料の原料
  • フレーバー
  • フレグランス
2級
  • 合成香料
  • 抽出と分析
  • 香料の原料、フレーバー、フレグランス
  • 香料の合成
  • 官能評価
  • 安全性と品質管理

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(出典) フレーバー・フレグランス協会 より

◆ 資格取得後のキャリア

◆ 料金(税込)

  •  3級: 5,500円
  •  2級: 8,800円
  •  1級: 未公開

◆ 難易度

◆ 出題形式

◆ 受験場所

東京

◆ 運営団体

一般社団法人フレーバー・フレグランス協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

6. アロマセラピスト

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日本メディカル心理セラピー協会が運営する資格です。

アロマオイルの種類や効果、アロマを用いたスキンケア、香水づくり、アロマトリートメントやアロママッサージ、アロマオイルのブレンド方法に関する知識が問われます。

アロマセラピスト

◆ 問われる内容(学習内容の例)

  •  アロマの概要精油、ハーブ
  •  精油のブレンド方法
  •  香水作り
  •  スキンケア用品の作り方
  •  集中力を高める方法、体の疲れを癒す

◆ 資格取得後のキャリア

講師活動

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 難易度

70%の評価

◆ 出題形式

◆ 受験場所

自宅

◆ 運営団体

日本メディカル心理セラピー協会

◆ 資格の取得方法

 

7. アロマオイル士

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日本インストラクター技術協会が運営する資格です。

香り嗅覚とリラックス効果について学びつつ、エッセンシャルオイル、フレグランスオイル、精油の製造方法を学びます。さらに、香水作り精油のブレンド方法、アロマトリートメントなどの知識が問われます。

アロマオイル士 

◆ 問われる内容(学習内容の例)

  •  アロマの概要、人と香り、嗅覚とリラックスについて
  •  精油、ハーブ
  •  エッセンシャルオイル
  •  フレグランスオイル
  •  精油の製造方法、精油の種類と特徴、効果や相性
  •  香水作り
  •  アロマトリートメント
  •  キャリアオイルの種類や特徴
  •  マッサージオイルの作り方

◆ 資格取得後のキャリア

アロマ講師

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 難易度

70%の評価

◆ 出題形式

◆ 受験場所

自宅

◆ 運営団体

日本インストラクター技術協会

◆ 資格の取得方法

 

8. アロマセラピープロフェッショナル

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一般社団法人 日本技能開発協会が認定する資格です。

アロマセラピーの基礎知識や精油の知識、アロマセラピーの実践方法に関する知識を学びます。
また、オリジナルブレンドの作り方や注意点についても知識が問われます。

試験に合格をすることで、認定証(ディプロマ)が発行されるとともに、履歴書に書くことができます。

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アロマセラピープロフェッショナル 

◆ 問われる内容(学習内容の例)

  •  アロマセラピーの基礎知識、アロマセラピーの概要、歴史
  •  精油の概要、精油(エッセンシャルオイル)の主な成分、作用
  •  精油の使用方法
  •  オリジナルブレンドの作り方
  •  オリジナルブレンドの注意点

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(出典) ラーキャリ教材 より

◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

49,500円(通信講座と資格試験、認定証)

◆ 難易度

未公開

◆ 出題形式

未公開

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

一般社団法人 日本技能開発協会

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、香水に関する資格8選の種類と費用、その取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの取得方法が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通信講座で取得したい
通学で取得したい
国家資格を取得したい 臭気判定士 におい・かおり環境協会
費用が安いほうがいい

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なお、メディカルアロマの資格については、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ メディカルアロマの資格はどこがいい。おすすめ資格7選(費用、通信講座)

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Writer/編集者: 松田康


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