この記事では、どなたでも簡単にFigmaの無料プランでできることを理解し、プロのようなデザインを作れるように、具体例やイラスト付きでわかりやすく解説します。
Figmaの無料プランは、プロトタイプの作成や他のメンバーと共同で編集できるなど、機能が豊富です。一方で、ファイル数に制限があるなどのデメリットもあります。
この記事を読めば、Figmaの無料プランのメリット・デメリットがわかり、その使い方がイメージできるはずです。それでは、早速、始めてみましょう!
無料プランで試してみた!4つのメリット
Figmaは、クラウドで動作するデザインツールで、デザインやプロトタイプを作れます。特に、ウェブブラウザだけで利用できる手軽さが魅力です。
無料プランでは、基本的な機能が網羅されており、個人や小規模なチームで十分に使えます。それでは、Figma無料プランの特徴を見ていきましょう!
無料プランのメリットは、4つあります。
それぞれを詳細に説明します。
【メリット1】 ワイヤーフレームやプロトタイプを作れる
FigmaはWebブラウザだけで、ワイヤーフレームの作成やプロトタイプを作れます。たとえば、Figmaでは、ワイヤーフレームを作るための機能が揃っています。
まず、利用したいフレームサイズを選んで、キャンバスに設置できます。今回は、デスクトップを選んでみます。
図形を描画してみます。四角い図を中央上部に描いてみます。
つぎにテキストを配置してみます。テキストツールを選んだ後に、好みの場所をクリックすると、テキストを入力できます。
各オブジェクトの位置合わせやレイアウトはメニュー画面で設定できます。
出来上がったら、右上の「共有」ボタンを押します。
メールアドレスで共有をしたり、関係者に共有できます。
【メリット2】 共同で編集できる
Figmaはデザインを共同で編集できます。
前章の共有設定で、共有したいメールアドレスを登録し、「編集可」の権限を設定します。
その後、「招待」ボタンを押します。
招待をされた方は、Figmaにログインをすると、コメントを入力できます。
なお共同で編集をする場合には、デザインの作成者は承認、拒否を選べます。
承認をすることで、共同で編集ができます。相手の編集内容はオレンジ枠で示されます。
【メリット3】 テンプレートが豊富にある
Figmaの3つ目の特徴として、デザインテンプレートが豊富にあり、無料で利用できます。
好みのテンプレートを選び、「Figmaで開く」を選びます。
あらかじめワイヤーフレームが作られているので、この部品をもとにデザインを作成できます。
【メリット4】 プラグインが使える
Figmaは標準でも十分にデザインを作れますが、プラグインを利用することで、作業の生産性を高められます。
プラグインを利用するときは、メニューから「プラグイン」→「プラグインを管理」を選びます。
好みのプラグインを選びます。今回は、Unsplashと入力し、選んできます。(Unsplashは、無料で使える写真素材を検索して選べるツールです。)
Unsplashと説明があるので、問題なければ「実行」を選びます。
さまざまな写真素材が選べるので、デザインに利用していきます。
ほかにも、アイコン素材を探したいときは、Iconifyというプラグインもおすすめです。
以上が、無料で使えます。無料でここまで使えるなんて本当に驚きです。プロトタイプやワイヤーフレームを作れるだけでなく、共同で編集もでき、正直、有料級だと思います。
Figma無料プラン 3つのデメリット
無料プランは便利ですが、デメリットもあります。おもに3つのデメリットがあります。
それぞれを詳細に説明します。
【デメリット1】 プロジェクトは1つまで
Figmaの「プロジェクト」とは、デザイン作業するためのフォルダのような機能です。チームや個人でデザインファイルをグループ化し、管理したり共有できます。
無料プランでは、プロジェクトは1つのみとなります。複数のプロジェクトを作る場合には、有料プランが必要となります。
【デメリット2】 ファイル数は最大3つ
Figmaのファイルとは、デザインやプロトタイプを作るための作業スペースです。
デザインを作るときに必要な要素(フレーム、オブジェクト、プロトタイプ、コメントなど)をすべて含む「キャンバス」のようなものです。
Figmaの無料プランでは、このファイルが最大3つまでとなっています。
【デメリット3】 バージョンの履歴は30日間
Figmaでは、デザインを変更したものの、必要に応じて以前のバージョンに戻すことができます。
作成中のファイルから「バージョン履歴を表示」を選びます。
その後、バージョン情報が表示されます。
バージョンを選んで「このバージョンを復元」を選ぶことで、復元できます。
無料プランの場合は、30日間のバージョン情報のみ保管される仕組みになっています。それ以前のバージョンを参照したい場合には、有料プランにする必要があります。
Figmaの料金表
Figmaの無料プランについて、ご紹介しました。なお、料金プランについてもご紹介します。
項目 | スターター | プロフェッショナル | オーガニゼーション |
---|---|---|---|
料金 | 無料 |
|
|
プロジェクト数 | 1 | 無制限 | 無制限 |
ファイル数 | 3 | 無制限 | 無制限 |
保存期間 | 30日 | 無制限 | 無制限 |
ユーザー数 | 1 | 1 | 無制限 |
個人で使う場合は、まずはスタータープラン(無料)から始めるのがおすすめです。そして、クライアントとの作業が増えてきたら、プロフェッショナルプランを検討してみてください。
一方、企業で利用を検討している場合は、セキュリティや管理機能が充実しているオーガニゼーションプランがおすすめです。
まとめ
Figmaの無料プランについて、ご紹介しました。
おさらいをすると、Figmaの無料プランの特徴は4つあります。
- ワイヤーフレームやプロトタイプを作れる
- 共同で編集できる
- テンプレートが豊富にある
- プラグインを使える
また、無料プランのデメリットは3つあります。
- チーム内で作成できるプロジェクトは1つまで
- ファイル数は最大3つ
- バージョンの履歴は30日間のみ
デメリットはあるものの、Figmaの無料プランでも、個人や小規模なチームであれば、使えるデザインツールだと言えます。まずは無料プランを試して、体験してみてください!
なお、FigmaとCanvaの違いについては、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ FigmaとCanvaの違いは?どっちを選ぶかを比較(機能、料金、口コミ)
【参考記事】 ・ Uizardの使い方を図解解説!テンプレートの活用法やAIデザイナー機能
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Writer/編集者: 松田康