エアレジとスクエアを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
同じレジアプリですが、QRコード決済への対応や座席管理、必要となるデバイスやサポートの充実度に違いがあります。さらに、周辺機器の料金や連携できるシステムにも違いがあります。
そこで、エアレジかスクエアを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
求めること | おすすめ | 理由 |
飲食店で利用したい | エアレジ | 座席管理ができる |
小売店で利用したい | スクエア | 在庫管理ができる |
Android端末で使いたい | スクエア | iPhone以外もOK! |
ECサイトと連携したい | スクエア | Wix、WooCommerceなどと連携可能 |
本記事は、エアレジとスクエアを比較し、その違いをご紹介します。
1. エアレジとスクエアを比較する6つのポイント
エアレジとスクエアを比較したところ、次の6つの違いがありました。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 決済サービス
【結論】
- エアレジ: 〇 (QRコード決済ができる)
- スクエア:
△→〇 (QRコード決済ができる。ただし、PayPayのみ)⇒PayPayに加え、 楽天ペイ、d払い®、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+に対応しました。(2024年10月16日時点)
【比較内容】
エアレジは、Airペイ(エアペイ)と連携をすることで、クレジットカード決済だけでなく、電子マネー、QRコード決済に対応できます。
- QRコード決済: ペイペイ、d払い、LinePay、Alipay、auPay、楽天ペイ、JCOIN、WeChatPay、UnionPay、J-Coin Pay、Smart CodeTM、WeChat Pay、COIN+
エアレジの機能を確認する (機能 を選びます)
◆ エアペイ
リクルートが提供する決済アプリで、無料で利用できます。エアレジとの連携もできます。
一方、スクエアは、クレジットカード決済、電子マネーには対応していますが、QRコード決済はPayPayのみ対応しています。⇒ PayPayに加え、 楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、WeChat PayとAlipay+に対応しました。
スクエアの機能を確認する (便利な機能 ⇒ 連携サービス を選びます)
1.2 レジ機能
【結論】
- エアレジ: 〇 (割り増しや座席指定などの機能があり、飲食店向け)
- スクエア: 〇 (在庫管理の機能が豊富で、小売店向け)
【比較内容】
レジ機能としては、エアレジもスクエアも同等の機能を持ちますが、エアレジは座席指定の機能もあり、飲食店向けです。テーブルや個室の室料を加算して、会計できます。
一方、スクエアは、在庫管理の機能が豊富にあります。そのため、小売店向けといえます。
◆ エアレジとスクエアの機能比較
エアレジ | スクエア | |
注文入力・会計 | 〇 | 〇 |
クレジットカード決済 | 〇 | 〇 |
電子マネー連携 | 〇 | 〇 |
領収書発行 | 〇 | 〇 |
割引、割増設定 | 〇 | △ (割り増し不可) |
顧客管理 | 〇 | 〇 |
商品管理 | 〇 | 〇 |
プリンターとの連携 | 〇 | 〇 |
会計ソフトとの連携 | 〇 | 〇 |
複数店舗管理 | 〇 | 〇 |
座席情報管理 | 〇 | × |
エアレジのPOSレジ画面
なお、口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
◆ エアレジのコメント
ふふふ。高槻は昨日から梅雨入り。今日からG20で発送もお休み。空いた時間は事務仕事片付けるでー!めっちゃ片付きました。しかもエアレジの設定も完了やで。これは便利だわ。10月の軽減税率の対象商品を事前にセットしとけば対応するという。来週あたりから稼働出来そうです。島珈琲、近代化やで!笑 pic.twitter.com/nA3TbQgx4o
— 島珈琲 島 規之 (@shimacoffee) June 27, 2019
秋葉原で
近日中に店舗オープンの為、
開店準備
エアレジ便利だなぁ
かなり優れものだよ。こりゃ#秋葉原#エアレジ#店舗開業#お楽しみに pic.twitter.com/WSYXzBMYGJ— 渡部 陽二 (@yojiwatanabe) July 5, 2021
◆ スクエアのコメント
iPadと連動させるレジ機能「スクエア」を今月から導入しているのですがこれがとても便利。
売上やスタッフの出勤状況、在庫管理など、僕が売り場にいなくても自分のスマホに入ってるアプリで全て管理ができます。
固定費がかからず決済手数料のみというのも魅力の1つです。https://t.co/njtKgdXbgk— Yusuke Morisawa (@yusukemorisawa) August 26, 2020
1.3 使えるデバイス
【結論】
- エアレジ: △ (iPhone、iPadで利用)
- スクエア: 〇 (iPhone、iPad、Android端末で利用)
【比較内容】
エアレジは、iPhone、iPadで利用ができます。一方、スクエアは、iPhone、iPad、Android端末で利用できます。
エアレジ | スクエア | |
iPhone | 〇 | 〇 |
iPad | 〇 | 〇 |
Android 対応端末 | 〇 |
◆ SquareのGoogle Playのページ
そのため、XperiaやGalaxy、ARROWS、AQUOS、NexusなどのAndroid端末のみ持っている場合は、スクエアのほうが低コストで始められます。(Android 7以降が搭載されている必要)
1.4 サポート体制
【結論】
- エアレジ: △ (メールやチャットによるサポートが中心)
- スクエア: 〇 (メールと、電話によるサポート)
【比較内容】
レジを利用中に障害が発生する、あるいは、操作方法がわからない場合、電話による問合せができると助かります。
エアレジは、メールやオンラインチャットでオペレーターに問合せができます。また、申込みをすることで、指定日に電話でやり取りすることも可能です。
エアレジのサポート体制を確認する ( 画面下をご覧ください)
一方、スクエアは、メール、電話で問合せができます。電話ですぐに不明点を解消したい場合には、スクエアのほうが充実しています。
◆ エアレジとスクエアのサポート
エアレジ | スクエア | |
メール | 〇 | 〇 |
チャット | 〇 | × |
電話 | △(希望の日時に電話をもらえる) | 〇 |
1.5 他システムとの連携
【結論】
- エアレジ: 〇 (予約システムや会計ソフトとの連携が豊富)
- スクエア: 〇 (ECサイトや仕入れサイトとの連携が豊富)
【比較内容】
エアレジとスクエアが連携できるシステムを比較しました。スクエアはECサイトや仕入れサイトとの連携が豊富で、エアレジは、予約システムや会計ソフトとの連携できます。
◆ スクエアの特徴
スクエアはWix、WooCommerce、CS-CartなどのECサイトと連携でき、仕入れサイトのSuperDelivery、CORECとも連携しているため、ネットでビジネスしたい方におすすめです。
一方、エアレジは、弥生シリーズやFXシリーズなどの会計ソフトと連携しています。
◆ エアレジとスクエアの連携システム
エアレジ | スクエア | ||
会計ソフト | freee | 〇 | 〇 |
マネーフォワードクラウド会計・確定申告 | 〇 | 〇 | |
弥生シリーズ | 〇 | × | |
FXシリーズ | 〇 | × | |
ECサイト | Weebly | × | 〇 |
Wix | × | 〇 | |
WooCommerce | × | 〇 | |
CS-Cart | × | 〇 | |
ZenCart | × | 〇 | |
カラーミー | × | 〇 | |
Staysee |
× | 〇 | |
予約システム | レストランボード | 〇 | × |
サロンボード | 〇 | × | |
仕入れサイト | SuperDelivery | 〇 | 〇 |
COREC | × | 〇 |
・ エアレジの連係システムを確認する ( 機能を選びます)
・ スクエアを連携システムを確認する ( 便利な機能⇒連携サービスを選びます)
1.6 料金
【結論】
- エアレジ: 〇 (無料。周辺機器を含めると、77,000円~135,800円)
- スクエア: 〇 (無料。周辺機器を含めると、84,980円)
【比較内容】
エアレジもスクエアもともに、月額費用、初期費用は無料です。一方、周辺機器が必要となり、初期費用は掛かります。
◆ Airレジ スターターパック(ビックカメラ取り扱い)
セット内容 | iPadなし価格(税込) | iPadあり価格(税込) | 備考 |
スター精密 mPOP セット | 77,000円 | 135,800円 | mPOP、ロール紙、カンタン初期設定ガイド。iPadはオプション。 |
SII レシートプリンターセット | 52,400円 | 111,200円 | レシートプリンター、キャッシュドロア、ロール紙。iPadはオプション。 |
※共通情報: 各セットの「iPadなし」にはiPadが付属せず、お手持ちのiPad/iPhoneも利用可能。バーコードリーダーは含まれません。
◆ スクエアは、Square レジスターがおすすめです!(84,980円)
Square レジスターはカードリーダー内蔵のPOSレジ。カード決済、タッチ決済、オンライン販売、店舗での受け取りやデリバリーなど、すべてこれ1台で管理できます。
2. エアレジとスクエアの比較表
エアレジとスクエアの違いを表形式でまとめました。
エアレジ | スクエア | |
対応する決済サービス | 〇 (QRコード決済との連携) |
〇 (QRコード決済に対応) |
レジ機能 | 〇 (割り増し、座席指定機能もある) |
△ (割り増し、座席指定機能がない) |
使えるデバイス | △ (iPhone、iPadで利用) |
〇 (iPhone、iPad、Android端末で利用) |
サポート | △ (メール、チャットが中心) |
〇 (メール、電話によるサポート) |
他システムとの連携 | 〇 (予約システムや会計ソフトと連携) |
〇 (ECサイトや仕入れサイトと連携) |
料金 | 0円 | 0円 |
ホームページ | エアレジ | スクエア |
3. レジ選びに悩んだ場合
前章で、エアレジとスクエアの違いをご紹介しました。ただ、自力でレジを選ぶのが手間と感じられた場合には、コンシェルジュサービスを利用するのも一つです。
キャッシュレス株式会社が運営するレジ選びのコンシェルジュサービスです。無料で、自分の店舗にあったレジを提案してくれます。
レジメーカー数十社と提携しているので、第三者のアドバイスをもらえます。なお、相談をする場合には、相談内容や店舗数、既存店舗か新規オープンかなどを記入します。
まとめ
本記事は、エアレジとスクエアの違いをご紹介しました。
なお、おさらいをすると、求める内容によっておすすめのサービスが変わります。
求める内容 | おすすめのサービス |
飲食店で利用したい | エアレジ |
小売店で利用したい | スクエア |
QRコード決済に対応したい | エアレジ、スクエア |
Android端末で使いたい | スクエア |
電話によるサポートを受けたい | スクエア |
ECサイトと連携したい | スクエア |
なお、エアペイについてより詳細に知りたい場合には、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ エアペイの使い勝手と評判!手数料や個人の利用条件、デメリット
また、他のレジアプリや決済アプリについて知りたい場合には、別記事でまとめています。
【参考記事】・ AirPAY(エアペイ)とSquareを比較!電子マネー、入金サイクル、手数料
・ エアレジの使い勝手と評判!使い方や手数料など、メリットとデメリットを紹介
・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ 楽天ペイとAirペイを比較!選ぶ前に知りたい6つの違い
・ キャッシュレス決済サービスの比較とおすすめ33選!導入コスト、手数料
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Writer/編集者: 松田康