ショップサーブとカラーミーショップを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
テンプレートの種類やカスタマイズのしやすさ、SEO対策や顧客管理の仕方に違いがあります。さらに、料金体系や手数料に違いがあり、誤った選択をすると、想定外の出費が発生します。
そこで、ショップサーブかカラーミーショップを選ぶ前に知っておきたい点をまとめました。
本記事は、ショップサーブとカラーミーショップを比較し、その5つの違いをご紹介します。
1. ショップサーブとカラーミーショップの比較
ショップサーブとカラーミーショップを次の6つのポイントで比較しました。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 テンプレート
【結論】
- ショップサーブ: △ (156種類。ただし、スタイリッシュではない)
- カラーミーショップ: 〇 (47種類)
【比較内容】
ショップサーブのテンプレートは、ベーシックテンプレートとカスタムテンプレートと156種類のテンプレートがあります。
◆ ベーシックテンプレート(148種類)
◆ カスタムテンプレート(8種類)
ショップサーブは似たテンプレートが多く、デザイン性の高いテンプレートは多くありません。
一方、カラーミーショップのテンプレート数は47種類あります。無料版が15種類あり、有料版が32種類あります。有料版は別途費用が発生します。(人気のテンプレートは30,000円近く)
有料版のテンプレートは、スライドショーがついていたり、商品をダイナミックに魅せるデザインがあり、訴求力の高いネットショップを作れます。
1.2 カスタマイズ
【結論】
- ショップサーブ: 〇 (Web画面、HTML・CSSでの編集が可能)
- カラーミーショップ: △ (HTML・CSSでのみ編集が可能)
【比較内容】
ショップサーブはテンプレートのレイアウトを変更する方法として、Web画面で編集する方法と、HTML・CSSで編集する方法の2種類があります。Web画面では次のような内容を編集できます。
- 全体のレイアウト
- 新着商品・おすすめ商品・人気ランキングのレイアウト
- 在庫の表示方法
- 商品一覧ページ
- 商品詳細ページ
◆ 全体のレイアウト
トップイメージや、ショップからのお知らせなどのコンテンツの表示・非表示を設定できます。
◆ 新着商品のレイアウト(おすすめ商品、人気ランキングも同様です)
商品の画像や説明の表示方法などのレイアウトを、好みのタイプにワンクリックで変更できます。
◆ 在庫の表示方法
在庫の表示方法として、個数表示や文字表示(在庫あり、わずか、在庫切れ)など選べます。
◆ 商品一覧ページの設定
商品一覧ページに並び替えのプルダウンを表示/非表示したり、在庫ありの商品のみを表示することができます。
◆ 商品詳細ページ
販売価格の見せ方(税込、税抜)や割引率の表示/非表示などの編集ができます。
一方、カラーミーショップは、HTML・CSSでの編集が必要となります。そのため、HTML・CSSに関する知識・経験がないと、編集作業に時間がかかるかもしれません。
共通と決済では「かんたん編集」という機能が利用できますが、フォントや背景色が変えられる程度の簡易的な内容です。実質、HTML・CSSで編集することが必要となります。
1.3 SEOの設定のしやすさ
【結論】
- ショップサーブ: 〇 (Web画面でキーワード、タイトルの設定が可能)
- カラーミーショップ: 〇 (Web画面でキーワード、タイトルの設定が可能)
【比較内容】
ネットショップのTOPページや商品詳細ページに、商品名や商品の型番などのキーワードを挿入することで、検索エンジンからの流入を期待できます。
ショップサーブは、管理画面上でタイトルやキーワード、ディスクリプションを設定できます。
一方、カラーミーショップも、Web画面を使ってSEOの設定をする必要があります。TOPページだけでなく、商品ページでも同様の画面が用意されています。
1.4 海外への販売サイトの作成可否
【結論】
- ショップサーブ: 〇 (海外向けカート機能があり)
- カラーミーショップ: △ (Jugem Cartを導入する必要あり)
【比較内容】
海外に向けてネットショップで商品を販売する場合に、ショップサーブとカラーミーショップではどういう違いがあるのでしょうか。
ショップサーブは、海外カート機能を利用することで、海外向けの販売ページを作れます。
海外から商品を購入する場合に、注文ページなどの表記が英語表記となり、また各種メッセージも
英語表記になります。
一方、カラーミーショップは当該機能はありません。以前は、Jugem Cart(ジュゲムカート)を導入することで利用できたのですが、2017年になりサービスが終了しました。
1.5 ブラックリスト対策
【結論】
- ショップサーブ: 〇 (ブラックリスト対策が可能)
- カラーミーショップ: × (ブラックリストを対策する機能は見当たらず)
【比較内容】
ショップサーブは、ブラックリスト対策ができます。トラブルのあるお客様をブラックリストに登録をすると、注文を受付け時に、受注台帳に、注意喚起の表示がされます。
◆ ブラックリスト管理画面
◆ 受注台帳(ブラックリストの注意喚起メッセージ)
一方、カラーミーショップは当該機能は見当たりません。
1.6 料金
ショップサーブとカラーミーショップの料金をご紹介します。
◆ ショップサーブの料金表
ショップサーブは料金プランが未公開になっています。
◆ カラーミーショップの料金表
ディスク容量やテンプレートのカスタマイズの可否などで料金が変動します。ただ、無料からネットショップを作れるのが魅力です。
両方の料金体系を比べると、全体的にカラーミーショップのほうが割安となります。
2. ショップサーブとカラーミーショップの比較表
ショップサーブとカラーミーショップの違いを比較表にまとめました。
【凡例】〇:充実している △:機能はあるが、充実していない ×:機能がない
ショップサーブ | カラーミーショップ | |
テンプレートの数 | △ (156種類・スタイリッシュではない) | 〇 (47種類) |
テンプレートのカスタマイズのしやすさ | 〇 (Web画面、HTML/CSSでの編集可) |
△ (HTML/CSS編集可) |
SEOの設定のしやすさ | 〇 (Web画面でキーワード、タイトルの設定可) |
〇 (Web画面でキーワード、タイトルの設定可) |
海外販売の可否 | 〇 (海外向けカート機能があり) |
× (海外向けカート機能なし) |
ブラックリスト対策 | 〇 (ブラックリスト対策が可能) |
× (ブラックリスト対策機能なし) |
月額料金 | 未公開 | ・ 0円(エコノミー) ・ 4,950円(レギュラー) ・ 9,595円(ラージ) |
全体的には、ショップサーブのほうがサービスや機能は豊富に用意されています。
ただし、割安にネットショップを作りたい、あるいはHTML・CSSの修正作業は苦にならない方にはカラーミーショップは魅力的ともいえます。
まとめ
本記事は、ショップサーブとカラーミーショップを比べ、その違いをご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのサイトが変わります。
求める内容 | おすすめのサイト |
低コストでネットショップを導入したい | カラーミーショップ |
テンプレートをカスタマイズしたい | ショップサーブ |
海外にも販売したい | ショップサーブ |
なお、ネットショップ構築ツールに関する選び方や機能の比較などを別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ makeshopとショップサーブを比較!
・ makeshopとカラーミーショップを比較!
・ ネットショップの比較!比較表付き!集客力、機能、手数料で比べる
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Writer/編集者: 松田康