チラシを作るときに、デザインテンプレートは便利です。テンプレートを活用することで、デザインがまとまりやすく、効率よく簡単にチラシを作れます。
では、どのようなテンプレートがあるのでしょうか。また、テンプレートを活用するときに、どのような点を気を付け、参考にすればいいのでしょうか。
本記事では、チラシのテンプレートや見本を紹介するとともに、その活用術・コツを紹介します。
【参考文献】 実用的なチラシデザイン ペラ1枚に落としこむ情報整理のアイデア集
リンクアップ (編集), グラフィック社編集部 (編集) 2016年
1. チラシのデザインテンプレート 5選
無料で利用できるチラシのデザインテンプレートは、5つあります。
- ピクスタ
- ラクスル
- アクスル
- マイクロソフトオフィス
- Canva
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 ピクスタチラシテンプレート
ピクスタが提供するチラシのテンプレートです。パワーポイントで作成でき、イベントや美容、エステ、キャンペーンや会報誌などのチラシを作成できます。950種類のテンプレートがあります。
1.2 ラクスルのチラシテンプレート
ラクスルが提供するテンプレートです。サイズやテーマで選ぶと、好みのテンプレートが検索できます。820種類のテンプレートがあります。参考となる見本が多数あります。
飲食や医療、福祉、美容・エステ、教育、旅行といった業種別のテンプレートや、求人、セミナー、コンサート、整体・ヨガなどのテーマ別にテンプレートを選べます。
ラクスルのチラシテンプレート (チラシ・フライヤーを選びます)
【参考記事】 ・ ラクスルの使い勝手を評価!便利な点と不便な点を解説【2019年】
1.3 アスクルのチラシテンプレート
アスクルが提供するチラシのテンプレートです。飲食店や美容室、セミナーや求人広告向けのチラシを作れます。1,500種類のテンプレートがあります。
1.4 マイクロソフトのチラシテンプレート
マイクロソフト社が提供するチラシのテンプレートです。商店街のイベントやお祭り、飲食店のチラシやショップのセールのチラシなどを作れます。
1.5 Canvaのチラシテンプレート
無料で使えるオンラインツールCanvaが提供するチラシのテンプレートです。イベントやマーケティング、不動産やセール、飲食店など、テーマに応じてテンプレートが選べます。
テンプレートを選び、文字や写真を入れ替えることで、簡単にチラシを作れます。
2. テンプレートが必要な理由
なぜ、チラシのテンプレートは必要なのでしょうか。
大きくは3つの理由があります。
- デザインがまとまりやすい
- イメージの刷り合わせがしやすい
- 効率的にチラシを作れる
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 デザイン
チラシを作るときに、テンプレートは必要な理由として、デザインがごちゃごちゃにならないことが挙げられます。
色々なデザインのチラシがあって良いとこばかりを集めようとしても、なかなかデザインとしてまとまらないことがあります。
しかし、テンプレートを使うことで、正しい配置や文字色がサンプルとして用意されているため、デザインがまとまりやすくなります。
2.2 イメージの刷り合わせ
チラシの制作者はチラシを作るときには、通常、広告主とは打ち合わせを行うのです。
そのときにイメージだけで話をすると、大幅な修正が発生する可能性が高まり、時間も労力もかかってしまいます。
あらかじめ広告主にテンプレートを見せることによって、おおまかなイメージを持って
話をすることが出来るので、サンプルを作成した段階で大幅な修正が起きにくいメリットがあります。
そのため、イチからチラシを作り上げるものに関しては、テンプレートを用いて打ち合わせをすることが有効となります。
2.3. 効率的
チラシのテンプレートを利用することで、大まかな枠はすでに完成している段階から
スタートすることが出来ます。そのため、大幅な時間短縮を可能となります。
もちろん「自分のオリジナルのチラシを作りたい」と思われる方もいると思います。
ただ、オリジナルのチラシを作るにしても、ベースというものは必要です。
そのベースからアレンジを加えることによて、オリジナルのチラシが作成できます。
3. チラシのテンプレート使用時の注意点・コツ
チラシのテンプレートを使うことで、大まかにチラシを作れるかとおもいます。
3つのコツを気を付けることで、よりアピール力のあるチラシが作れると思います。
- 文字や写真でメリハリをつける
- 写真はキャッチコピーとの一体感を大切に
- 字間や行間を詰めることで、デザインに緊張感が生まれる
それぞれを詳細にご紹介します。
3.1. 文字や写真
テンプレートを使うことで、大まかなデザインは出来上がっていますが、キャッチコピーや商品の写真などは入れ替えることになります。
そのときに、気を付けたい点として
キャッチコピーは大きく太い文字にし、商品の詳細な説明などは相対的に小さくします。
キャッチコピーを読んで興味を持ってくれた方は、小さい文字でも読んでくれます。
そのため、3倍程度の大きさの差は付けたいものです。
また、強調したい文字は、フォントや色を変えるのも一案です。
こうすることで見る人の視線を引きつけることができます。
一方、上品で落ち着いたチラシを作りたいときには、大きさの差はつけないようにします。
3.2. キャッチコピーとの一体感
写真を使うときには、キャッチコピーとの一体感が大切です。文章へ誘導しやすい写真を選び、読みやすいように置きます。
たとえば、商品に関係のないモデルの女性の顔写真などをチラシに貼りつけることで
お客様の目を引くことはできるかもしれません。
しかし、商品に興味を持つことにはつながりません。
キャッチコピーのイメージが膨らむような写真をのせることで、
チラシの伝えたいことが具体的になり、お客様の商品の理解を手助けます。
写真を載せるときに、写真を手軽に探せるサイトをご紹介します。ぜひ、ご活用ください。
◆ PhotoAC
ACワークス株式会社が運営する写真や画像の素材を提供するサイトです。会員登録をすることで、無料で高品質の写真を利用できます。チラシのクオリティを上げるために、人気の写真を無料で使うことができます。
◆ illust AC
PhotoACと同様のACワークス株式会社が提供するイラスト画像サイトです。同じく、会員登録が必要となりますが、無料でイラストを利用できます。チラシ作りには便利なイラストが多数あります。
3.3 字間や行間
キャッチコピーなどで使う文字は、フォントの大きさが大きいほど字と字の間の隙間が
気になってきます。スカスカな印象をあたえ、緊張感が薄れてしまいます。
そこで、キャッチコピーなどの大き目の文字は、字間を詰めることがポイントです。
同様に、行間も広すぎると間延びした印象を与え、かえって読みにくさを感じることもあります。
とくに小さい文字の文章は読みやすさを意識したいため、行間をきめ細かく調整していきます。
まとめ
本記事では、チラシ作成におけるテンプレートの必要性と使用方法をご紹介させて頂きました。
テンプレートを使うことで、スムーズにチラシ作成が出来るようになります。
そして、テンプレートを使うときのポイントを守ることで、よりクオリティの高いチラシを
作ることができます。
【参考記事】 ・ チラシのタイトルの作り方!グッと心を掴むキーワードと配置方法
・ チラシを作成するコツ ~お客様の目を引くため3つの仕掛け~
チラシ作成の一助になれば幸いです。
500mailsのFacebookやTwitterでは、起業・副業に役立つ情報を配信しています。 是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康