wpXは、WordPressに特化したレンタルサーバーですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
月額1,000円で、30GBのSSDを利用できます。管理ツールは使いやすく、WordPressを簡単にインストールできます。また、自動バックアップを利用できたり、電話によるサポートもあります。
一方で、ディスク容量やデータの転送量を増やせない点は注意が必要です。そこで、wpXレンタルサーバーを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、wpXレンタルサーバーの使い勝手と評判をご紹介します。
1. wpXレンタルサーバーのメリット
wpXレンタルサーバーのメリットは5つあります。
- かんたんにWordPressをインストールできる
- 自動バックアップが付いている
- 複数のドメインを使える
- 高速技術を採用している
- サポートが充実している
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 WordPress
wpXレンタルサーバーは、初心者でも数分でWordPressをインストールできます。
◆ WordPressのインストール手順
(手順1) サイトのURL、WordPressID、ブログタイトル、メールアドレスを登録します。
(手順2) 上記で、インストールが完了します。URLをクリックすればブログが表示されます。
1.2 自動バックアップ
wpXレンタルサーバーは、14日分のデータを自動的にバックアップしてくれます。そして、バックアップの実施状況を簡単にチェックできます。
◆ 自動バックアップ状況画面
また、万一、障害が発生し、バックアップデータを取得したい場合には「バックアップデータ申し込み」を選ぶことで、簡単にデータを入手できます。
1.3 ドメイン
wpXレンタルサーバーは、最大10個のドメインを登録でき、10個のWordPressを作れます。
一方、wpXレンタルサーバーのクラウドサービスとして、wpXクラウドというサービスがあります。このサービスでは、WordPressを一つしか利用できません。
そのため、WordPressを複数作りたい場合、あるいはマルチドメインで利用したい場合には、wpXレンタルサーバーがオススメです。
【参考記事】 ・ wpXクラウドの使い勝手と評判!便利な点と不便な点
1.4 高速のサーバー
wpXレンタルサーバーは、高速のwebサーバ「Nginx」を導入しており、大量のアクセスがあっても十分に対応できる仕組みになっています。
◆ Nginxの魅力
一般的なWebサーバーでは、同時に大量のアクセスがあると、リクエスト待ちが発生する場合があります。しかし、Nginxでは同時並行で処理ができます。
【出典:エックスサーバー社ホームページ】
そのため、一度に大量のアクセスがあった場合でも、サイトが安定します。
1.5 サポート
レンタルサーバーによっては、サーバーに関する不明点や障害などがあった場合、電話による問合せを受け付けていない場合があります。メールやWebフォームによるやり取りでは、一度にいろいろな不明点を解消できないため、作業に支障がでる場合があります。
一方、wpXレンタルサーバーは電話やWebフォームによる質問・問合せを受け付けています。そのため、なんらかのトラブルが起きた場合に、スピーディーに対応できます。
wpXのサポートについて。口コミを集めてみました。
https://twitter.com/ketiketiSister/status/1214550676002369537
2. wpXレンタルサーバーのデメリット
前章では、wpXレンタルサーバーのメリットをご紹介しました。次に、評判とは異なり、wpXレンタルサーバーのデメリットをご紹介します。
- 料金が安くはない
- ディスク容量を増やせない
- データ転送量を増やせない
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 料金
wpXレンタルサーバーは、初期費用5,000円と月額1,000円で、利用できます。なお、独自SSLを無料で利用できます。
◆ wpXレンタルサーバーの料金
契約期間 | 月額料金 | 初期費用 |
3か月 | 1,200円 | 5,000円 |
6か月 | 1,100円 | 5,000円 |
12か月 | 1,000円 | 5,000円 |
他のWordPressを利用できるレンタルサーバーと比べるとやや高額です。
【参考記事】 ・ 格安のレンタルサーバーを比較!おすすめ10選(Wordpress対応など)
2.2 ディスク容量
wpXレンタルサーバーは、ディスク容量が30GBと決められており、それ以上に増やすことが出来ません。そのため、ブログやホームページを増やしたりすることで、ディスク容量が圧迫した場合に、柔軟に対応できない可能性があります。
他のレンタルサーバーの同等のプランの場合、ディスク容量が多いです。そのため、ディスク容量が多くなる見込みがある場合には他のレンタルサーバーの検討もしたいところです。
◆ レンタルサーバーとディスク容量
レンタルサーバーの種類 | 料金 | ディスク容量 |
さくらのレンタルサーバー(スタンダード) | 515円 | 100GB |
エックスサーバー(X10) | 900円 | 200GB |
ロリポップ(スタンダード) | 500円 | 120GB |
【参考記事】 ・ ロリポップの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
2.3 データ転送量
wpXレンタルサーバーは、データ転送量が一日50GBという制限があります。
そのため、アクセス数が急増した結果、使用するネットワーク帯域が逼迫した場合に対応できなくなる可能性があります。データの転送量が増える見込みがある場合には、別のレンタルサーバーの検討をしたいところです。
◆ レンタルサーバーとデータ転送量
レンタルサーバーの種類 | 料金 | データ転送量 |
さくらのレンタルサーバー(スタンダード) | 515円 | 80GB |
エックスサーバー(X10) | 900円 | 70GB |
ロリポップ(スタンダード) | 500円 | 100GB |
なお、wpXクラウドであればデータ転送量を柔軟に変更できます。そのため、月額費用が上がっても、wpXを利用したい場合には、wpXクラウドのグレードA~Xを検討する案もあります。
wpXクラウドについては別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ wpXクラウドの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
まとめ
本記事は、wpXレンタルサーバーの使い勝手と評判をご紹介しました。
前章で説明した通り、wpXレンタルサーバーは、WordPressを簡単にインストールできます。また、自動バックアップや電話によるサポートがあるため、運用面でも安心感があります。
一方、ディスク容量やデータの転送量が増やせないという課題があります。なお、他のレンタルサーバーに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ロリポップの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ wpXクラウドの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
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Writer/編集者: 松田康