ウィンサーバーは、Windows Server 専門のホスティングサービスですが、その使いやすさや評判はどうでしょうか。
共用サーバーやVPS、Windowsデスクトップサービス、専用サーバーと幅広いサービスが利用できます。開通までの時間も短く、電話対応によるサポートもあり、安心感があります。
一方、LinuxOSは利用できない点と、お試し版はないため、操作性などを確認できない点は注意が必要です。そこで、ウィンサーバーを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、ウィンサーバーの使い勝手と評判をご紹介します。
1. ウィンサーバーの便利な点
ウィンサーバーの便利な点は5点あります。
- WindowのVPSを利用できる
- Windowsの共用サーバーが利用できる
- 外出先からWindows環境を利用できる
- Windows OSを幅広く選べる
- 電話によるサポートがある
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 VPS
ウィンサーバーは、WindowsのVPSやWindowsデスクトップサービスを利用できます。
◆ VPS
Windows Server 2019、2016、2012 R2 をゲストOSとして利用でき、MicrosoftのHyper-Vを利用できます。
プラン名 | HDD19-1G | HDD19-2G | HDD19-4G | HDD19-8G | HDD19-16G |
月額費用 | 1,550円 | 3,000円 | 6,500円 | 12,000円 | 19,000円 |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
CPU | 4コア | 5コア | 6コア | 8コア | 10コア |
HDD | 70GB | 200GB | 500GB | 800GB | 1TB |
◆ Windowsデスクトップサービス
PCだけでなく、スマホやタブレットからもWindowsデスクトップ環境を利用できます。24時間稼働しているので、MT4などのFXの自動トレード取引にも利用できます。
プラン名 | WD-FX+プラン | WD-OFFICE+プラン |
月額費用 | 1,800円 | 4,500円 |
メモリ | 1GB | 2GB |
CPU | 3コア | 4コア |
HDD | 100GB | 200GB |
1.2 共用サーバー
ウィンサーバーは、Windowsサーバーを共用サーバーとして利用できます。
Windowsサーバーで、ASP.NETやPHPを使いたい場合や、Pythonで開発したWEBアプリなどを公開したい場合に、共用サーバーであれば安く利用できます。
月額972円から利用でき、手ごろな価格帯でWindowsサーバーを利用できるのは助かります。
◆ 共用サーバーの料金プラン
プラン | スターター | エキスパート | プロ |
月額費用 | 900円~ | 2,500円~ | 3,800円~ |
初期費用 | 2,160円 | 2,160円 | 4,320円 |
Web容量 | 10GB | 20GB | 200GB |
※ 上記は、Windows Server 2019の場合です。他のOSの場合は、別料金となります。
1.3 リモートデスクトップ
ウィンサーバーは、リモートデスクトップを利用することで、外出先からでもWindows環境を利用できます。例えば、通常のパソコンから利用する場合は、次のような手順となります。
(手順1) リモートデスクトップ接続を起動し、指定されたIPアドレスを入力します。
(手順2) ユーザー名とパスワードを入力します。
(手順3) リモートデスクトップ画面が表示された場合には、「はい」をクリックします。
(手順4) リモートデスクトップ画面が表示されます。
(手順5) サーバーマネージャー画面も表示されます。
また、iPhoneからでも接続でき、Windows環境を操作できます。
(手順1)マイクロソフト社が提供しているMicrosoft Remote Desktop を利用します。
(手順2) デスクトップを選びます。
(手順3) PC名にIPアドレスを入力し、保存します。パスワードを入力します。
(手順4) サーバーマネージャー画面も表示され、iPhone上からも操作できます。
1.4 OS
ウィンサーバーは、Windows Server のOSを幅広く選べます。他のVPSと比べても選択できるOSが多いです。
- Windows Server2012、2016、2019
◆ VPSにおけるWindows OSの対応状況
サービス名 | Windows Server2019 | Windows Server2016 | Windows Server2012 |
ConoHa VPS | 〇 | 〇 | |
ABLENET VPS | 〇 | 〇 | |
お名前.com デスクトップクラウド | 〇 | ||
ウィンサーバーVPS | 〇 | 〇 | 〇 |
【参考記事】 ・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較!料金表付き【2020年】
1.5 電話サポート
Windows VPSを利用しているなかで、設定方法がわからない場合や、エラーが出てしまった場合などに、電話でやり取りができると助かります。
ウィンサーバーは、電話によるサポートを無料で受けられます。マイクロソフトのホスティングパートナーであり、Windowsに関する知見が担保されており、安心感があります。
2. ウィンサーバーの不便な点
前章では、ウィンサーバーの便利な点をご紹介しました。次に、評判とは異なり、不便な点をご紹介します。
- お試し版は提供していない
- Windows以外のOSには対応していない
それぞれを詳細に説明します。
2.1 お試し版
ウィンサーバーを利用する前に、できれば画面の操作性や使い勝手などを確認したいところです。
ただ、ウィンサーバーは試用版が用意されていません。
2.2 Windows以外のOS
名前の通り、ウィンサーバーはWindows Serverに特化したサービスですので、LinuxOSなどには
対応していません。
そのため、CentOSやUbuntu、Debian、FreeBSDなどを利用したい場合には、他のVPSの検討が
必要となります。
まとめ
本記事は、ウィンサーバーの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、ウィンサーバーのメリットは5点ありました。
- WindowのVPSを利用できる
- Windowsの共用サーバーが利用できる
- 外出先からWindows環境を利用できる
- Windows OSを幅広く選べる
- 電話によるサポートがある
一方、デメリットは2点ありました。
- お試し版は提供していない
- Windows以外のOSには対応していない
そのため、お試し版を利用しなくても問題のない方の場合は、おすすめできます。なお、他のVPSに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較!料金表付き【2019年】
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