個人事業主が、経理処理をラクに進めるには、どのような方法があるのでしょうか。
確定申告向けの会計ソフトや、簡単に請求書を作るソフト、レシートをスキャンできるアプリなどを使うことで、経理の作業を圧倒的に減らせます。
では、具体的にはどのようなツールがあり、どう活用すればいいのでしょうか。
本記事は、経理処理をラクにする4つの便利ツールをご紹介します。
個人事業主の経理処理をラクにする4つの便利ツール
個人事業主が経理処理をラクにする4つのツールをご紹介します。
- 会計ソフト(確定申告ソフト)
- 請求書の作成・管理ツール
- 証憑の保管ツール
- ネットバンク
それぞれを詳細に説明します。
1. 会計ソフト(確定申告ソフト)
中小企業庁のホームページによると、クラウド会計ソフトを導入するメリットは「経理に関する業務時間の短縮」を挙げています。
【出典】 中小企業庁 クラウド会計ソフト
具体的には、会計ソフトを導入し、経理処理を自動化します。ネットバンクやクレジットカード会社とデータを連携し、自動的に会計データを作ります。
確定申告でおすすめのツールは3つあります。
たとえば、MFクラウド確定申告という会計ソフトは、Amazonとデータ連携をすることで、自動で会計データを作れます。
また、初心者向けに確定申告書類を作成する機能もあります。たとえば、会計ソフトのfreeeは、確定申告の入力の仕方を支援する機能が付いています。
また、レシートをスマホでスキャンして、会計データを作る機能もあります。
なお、代表的な会計ソフトについて、その使い勝手を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 個人事業主におすすめの会計ソフト6選!機能、使いやすさ、料金で比較!
・ 弥生会計オンラインの使い勝手と評判!便利な点・不便な点を徹底解説!
・ freeeの使い勝手と評判!使いやすい点・使いにくい点を徹底解説!
・ MFクラウド確定申告の使い勝手と評判!便利な点・不便な点を徹底解説!
2. 請求書の作成・管理ソフト
請求書を自動的に作成し、送付してくれるツールを利用します。請求書は重要ですが、その請求書を印刷・投函するのは時間がかかります。そこで、請求業務を自動化します。
請求書の作成・管理ツールです。月額費用が無料で、請求書・見積書・納品書を作成、管理できます。PDFでダウンロードやメール送信、郵送業務がワンクリックでできます。
【参考記事】 ・ 請求書のクラウドサービスを比較!5つのポイントで検証
・ Misocaの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説
3. 証憑の保管
領収書などの証憑を保管することは重要です。そこで、1か月ごとに茶封筒などで証憑を分けて保存し、茶封筒の表に「2019年2月分の領収書」と書いておけば、使いやすくなります。
ただし、保管スペースなどが問題の場合には、貸倉庫などに保管するのも一案です。
◆ Summary Pocket
月250円から利用できる収納サービスで、美術品の保管などを手掛ける寺田倉庫に保管できます。預けた荷物は、Web上でいつでも確認できるため安心のサービスです。
4. ネットバンク
事業用とプライベート用の口座を一つの通帳にまとめていると経理処理を行う際に、経理処理の際に、「プライベートで使ったのか事業用に使ったのか」確認をし、仕分けをする必要があります。
そのため、事業用の口座とプライベートの口座を分けておくことで、事業用で使った経費は、この口座を見ればいいと一瞬で分かるようになるため、作業が楽になります。
さらに、ネットバンキングを利用することで、ネットバンキングの取引データと会計ソフトが自動的に連携して、経理処理を半自動で進めてくれます。具体的な手順は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ MFクラウド会計を初心者でも使える!便利な使い方を詳細解説
・ freeeを使いこなす!6つの要点を押さえて使い方をマスターする
まとめ
本記事では、個人事業主の方の経理処理をラクにする方法をご紹介しました。
なお、クラウド型の会計ソフトに興味を持たれた場合には、freeeとMFクラウド会計、弥生会計オンラインの機能・価格・サービス面で比較をしました。ぜひご覧ください。
【参考記事】 ・ freee、MFクラウドを機能、料金、使いやすさで比較!
・ freeeと弥生会計オンラインを比較!機能・料金・使いやすさで検証
また、経理の作業をし忘れを防ぐために、「経理の作業をいつ、なにをすべきか」を別記事でまとめています。興味がございましたらご覧ください。
【参考記事】 ・ 経理の仕事の流れ! いつ、なにをすればいいのか?
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Writer/編集者: 松田康