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グラフィックデザイナーの営業方法!仕事の取り方、売り込み、営業ツール


「グラフィックデザイナーとして独立したけど、どうやって仕事を取ればいいかわからない…」と悩んでいませんか?

営業経験がないと、売り込みもクラウドソーシングも何から始めればいいか迷ってしまいます。方法を間違えると時間とお金を無駄にするリスクもあります。

本記事では、グラフィックデザイナーが仕事を獲得するための営業方法を4つ紹介します。売り込み・クラウドソーシング・営業ツール・エージェントそれぞれの特徴と、あなたの状況に合った選び方まで解説します。

 

グラフィックデザイナーの営業方法を比較【一覧表】

グラフィックデザイナーが仕事を取る方法は、大きく4つあります。それぞれの特徴を比較表でまとめました。

営業方法 単価 始めやすさ こんな人に向いている
売り込み(直接アプローチ) 中〜高 特定の業界・企業に絞って仕事をしたい人
クラウドソーシング 低〜中 副業・実績づくりから始めたい人
営業ツール整備 長期的に安定した案件獲得を目指す人
エージェント ある程度の実績があり高単価案件を狙う人

それぞれを詳しく解説します。

 

営業方法① 売り込み(直接アプローチ)

売り込み営業のイメージ

自分が仕事をしてみたい会社のホームページなどを調べ、電話メールで直接アプローチする方法です。特に求人を出している会社は人手不足の可能性が高いので、積極的にコンタクトしてみましょう。

メールでアプローチするときの文例を紹介します。

株式会社〇〇 ご担当者様

突然のメールを失礼します。個人事業主として〇〇をしております〇〇と申します。
貴社のホームページを拝見し、ぜひお取引をさせて頂きたくご連絡しました。

私は主に〇〇や〇〇などの活動をしており、(自己アピールを書きます。)

これまでの実績としては
実績 〇〇(実績の詳細がわかるURL)
実績 〇〇(実績の詳細がわかるURL)

ご興味がございましたら、当メールにご返信頂ければ幸いです。何卒ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
〇〇

営業の結果、仕事を依頼される場合には、次の4点を必ず確認しましょう。

確認事項 ポイント
料金 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の相場を参考に設定。料金の根拠を説明できるようにしておく

JAGDA料金表(チラシ)
JAGDA料金表(会社案内)
JAGDA料金表(社内報)
【出典】 JAGDA

納期 修正回数も含めた現実的なスケジュールを提示する
知的財産権 著作権の帰属や2次利用について事前に取り決めておく
修正回数 無制限修正を防ぐために、回数の上限を契約前に決めておく

 

営業方法② クラウドソーシングで副業レベルの案件を獲得する

クラウドソーシングのイメージ

いきなり大きな仕事を狙うのではなく、実績を積みながら仕事の幅を広げたい方にはクラウドソーシングが最適です。インターネット上でやり取りが完結するため、場所を選ばず始められます。

グラフィックデザイナーが受注できる主な仕事には、ロゴ・ブランディングデザイン、ウェブデザイン、パッケージデザイン、イラストレーション、パンフレット・チラシのデザイン、DM・ポスター・看板・POPのデザインなどがあります。

グラフィックデザイナー向けの案件が多いクラウドソーシングを比較します。

サービス名 チラシ作成の相場 特徴
ランサーズ 62,500円〜106,500円 企業からの発注が多く、単価が高め。タスク・コンペ・プロジェクト形式から選べる
ココナラ 8,000円〜30,000円 個人からの依頼が多い。自分のサービスとして出品するため、集客や価格設定を自由に設定できる

◆ ランサーズの相場(例:チラシ作成)

ランサーズのチラシ作成相場

ランサーズの相場を見る

◆ ココナラの相場(例:チラシ作成)

ココナラのチラシ作成相場

ココナラの相場を見る

最初はコンペ形式で参加して実績を積み、評価が高まってきたら指名受注を目指すと単価が上がりやすくなります。

 

営業方法③ 営業ツールを整備して仕事を取りやすくする

営業ツールのイメージ

どの営業方法を使うにしても、営業ツールを整備しておくことで成約率が大きく変わります。グラフィックデザイナーが準備すべき主な営業ツールは4つです。

 

ポートフォリオ

ポートフォリオは、自分の作品をまとめたファイル・Webサイトです。クライアントが最初に確認するものなので、特に力を入れて整備しましょう。

ポートフォリオ作成の3つのポイントを紹介します。名前・生年月日・学歴・職歴などのプロフィールを明記すること、クライアントに渡せる紙の資料や作品ファイルを用意すること、自分の得意分野が一目でわかるようにすることが重要です。

ポートフォリオサイト作成ツールとして、次のようなサービスが便利です。

◆ Portfoliobox

Portfolioboxのトップ画面

100万人以上が利用するポートフォリオ作成ツール。ギャラリーに作品を掲載したり、履歴書に実績を掲載できます。

◆ Strikingly ─ 無料で無制限のページを作れるシンプルなツール

◆ Wix ─ 世界1億人以上が利用。デザインの編集自由度が高く個性のあるページを作れる

 

名刺

グラフィックデザイナーの名刺は、スキルをアピールする営業ツールでもあります。名前・連絡先(メールアドレス・電話番号・SNSアカウント)・ポートフォリオURL・スキルや得意分野・提供サービス内容(ロゴデザイン、ウェブデザインなど)・経歴や実績・ロゴやアイコンを盛り込みましょう。

デザインの参考は Zazzle(「グラフィック デザイナー名刺」で検索)で豊富に見つかります。

グラフィックデザイナーの名刺サンプル(Zazzle)

【出典】 Zazzle

 

ウェブサイト・SNS

自分の作品・実績・提供サービスを発信する場所として、WebサイトとSNSを組み合わせると効果的です。Instagramは作品の視覚的なアピールに、X(旧Twitter)は業界内のつながり構築に向いています。継続的に発信することで、問い合わせが自然に来る仕組みが作れます。

 

ポストカード

これまでに名刺交換をした方や過去のクライアントに、自作のイラストや写真を使ったポストカードを送ります。年賀状・暑中見舞いなども有効で、きっかけを作ることで再発注につながります。定期的にコンタクトすることで、記憶に残り続けることが大切です。

 

営業方法④ エージェントを利用して高単価案件を狙う

エージェントのイメージ

内閣官房のフリーランス実態調査によると、フリーランスのトラブルとして支払いの遅延を挙げる方が28.8%います。

内閣官房フリーランス実態調査グラフ

【出典】 内閣官房 フリーランス実態調査結果 P19

こうした問題を回避しながら高単価案件を獲得したい場合、グラフィックデザイナー向けのエージェントを利用する方法が有効です。

エージェントは、案件紹介・単価交渉・契約手続きをサポートしてくれるため、営業が苦手な方にも向いています。主要なエージェントを比較します。

エージェント名 特徴 こんな人に向いている
レバテッククリエイター クリエイター特化型。グラフィックデザイン・UI/UX系の案件を紹介 クリエイター向け案件に絞って探したい人
クラウドワークステック 翌月15日支払い・福利厚生充実・リモート案件が多い 安定した支払いと福利厚生を求める人
ITプロパートナーズ 契約交渉サポート・週2日から働ける案件が多い 副業・週2〜3日の案件から始めたい人
Midworks 給与保障制度あり・正社員並みの福利厚生 収入を安定させながらフリーランスをしたい人

エージェントは複数に登録しておくと、案件の選択肢が広がります。まずは2〜3社に登録して比較するのがおすすめです。

 

あなたに合う営業方法の選び方

4つの営業方法のうち、どれが自分に向いているか迷う方も多いでしょう。目的別に整理するとわかりやすくなります。

あなたの状況・目的 おすすめの方法
これから実績を作りたい・副業レベルで始めたい クラウドソーシング(ランサーズ・ココナラ)
特定の業界・企業と直接取引したい 売り込み+営業ツール整備
ある程度の実績があり、収入を上げたい エージェント(レバテッククリエイター・ITプロパートナーズなど)
長期的に安定した案件を継続的に獲得したい ポートフォリオ・SNS整備+エージェント併用

最初から1つに絞る必要はありません。クラウドソーシングで実績を積みながら、並行してポートフォリオサイトを整備し、実績が増えたらエージェントに登録するという流れがおすすめです。

 

よくある質問

Q. グラフィックデザイナーの営業に必要な経験年数はありますか?
経験年数より実績とポートフォリオの質が重要です。未経験・独学の方でも、クラウドソーシングやコンペで実績を積むことで、徐々に案件を獲得できるようになります。まずは小さな案件からスタートしましょう。
Q. 売り込みメールの返信率を上げるコツはありますか?
ポイントは3つです。①件名に「グラフィックデザイン実績あり」など具体的なキーワードを入れる、②メール本文にポートフォリオのURLを必ず記載する、③相手の会社の事業内容に触れたカスタマイズされた文章にすることで返信率が上がります。
Q. クラウドソーシングとエージェントはどちらがいいですか?
実績が少ない段階はクラウドソーシング、ある程度の実績がある場合はエージェントがおすすめです。クラウドソーシングは始めやすい一方で単価が低め。エージェントは単価交渉や契約サポートがある分、すぐに収入を上げたい方に向いています。
Q. SNSは営業に役立ちますか?
はい、特にInstagramはビジュアル系クリエイターの集客に非常に有効です。作品を定期的に投稿し、ハッシュタグを活用することで、クライアントから直接依頼が来ることがあります。SNSのフォロワーが増えると名刺代わりにもなります。

 

まとめ

本記事では、グラフィックデザイナーの営業方法として4つの方法を紹介しました。

求める内容 営業の方法 おすすめのサービス
企業に売り込みたい メール・電話で直接アプローチ
副業レベルで始めたい クラウドソーシングを利用 ランサーズココナラ
営業力を高めたい ポートフォリオ・名刺・SNSを整備 PortfolioboxStrikingly
高単価案件を狙いたい エージェントを利用 レバテッククリエイターITプロパートナーズ

営業は一度やって終わりではなく、継続的に取り組むことが大切です。まずは始めやすいクラウドソーシングで実績を積み、ポートフォリオを充実させながら徐々にステップアップしていきましょう。

なお、グラフィックデザイナーとして独立する方法は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ グラフィックデザイナーで独立!フリーランスになる前に準備する12のポイント
       ・ 起業前のチェックリスト! 絶対に準備しておきたい15のこと

 

Writer / 編集者:松田康

500mailsの編集部。起業・副業・フリーランスに役立つ情報を発信しています。プロフィールを見る


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