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メイクアップアーティストの資格おすすめ7選(通信講座、料金表付き)


メイクアップアーティストの資格を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

スキンケアメイクアップの理論、テクニックを学ぶ資格や、色彩学パーソナルカラーに関する知識や、心理カウンセリングの技法を学ぶ資格もあります。

さらに、通学だけでなく、通信講座で取得できる資格や国家資格もあります。そこで、メイクアップアーティストに関する資格を取得する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、メイクアップアーティストの資格おすすめ7選を比較し、その違いをご紹介します。

 

メイクアップアーティストの資格おすすめ7選

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メイクアップアーティストの資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  •  何を学びたいか。(スキンケアメイクアップ、カラーコーディネート、顔分析)
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座、独学)
  •  どのくらいの難易度か。(合格点、合格率)
  •  どこで検定を受けるか。(指定の会場、自宅)
  •  どのくらいの費用がかかるか。

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格をご紹介します。

  1.  美容師免許
  2.  JMA日本メイクアップ技術検定試験
  3.  IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
  4.  日本化粧品検定
  5.  メイクセラピー検定
  6.  色彩技能パーソナルカラー検定
  7.  スキンケアマイスター

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. 美容師免許

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厚生労働大臣が指定した理容師美容師試験研修センターが実施する国家試験です。美容師になるには、厚生労働大臣指定の養成学校を卒業し、美容師国家試験に合格しなければいけません。

筆記試験実技試験があります。筆記試験は、衛生管理や保健、香粧品化学、文化論、美容技術理論に関する知識が問われます。また、実技試験では、カッティング技術が審査されます。

美容師免許 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
関係法規・制度
  • 理(美)容師法
  • 生活衛生関係
  • 営業の運営の適正化及び振興に関する法律
  • 保健所の役割、衛生行政
  • 政策金融の意義と仕組み、消費者保護の仕組み
運営管理
  • 理美容業の動向、理美容所及び従業者の動向と課題
  • 資金管理、経理(収支と損益、貸借対照表、損益計算書)
  • 個人経営・法人経営別税金の種類と納付時期
  • 税に関する罰則、青色申告制度
  • 国民皆年金制度、制度別被保険者と財源負担、制度別給付の概要
  • 医療保険(国民皆保険制度、国民健康保険、協会けんぽ、健康保険組合)
  • 医療費一部負担金の割合
  • 現金給付の概要
  • 介護保険(介護保険法の目的、被保険者と財源負担、給付制度の概要)
  • 労働関係法規(労働基準法、労働条件の原則、労働時間、休憩、休日)
  • 労働安全衛生法(健康管理の仕組み、健康診断)
  • 雇用保険法(雇用保険法の目的、給付制度の概要)
  • 労働者災害補償保険法
衛生管理
  • 公衆衛生
  • 環境衛生
  • 感染症
  • 衛生管理技術
保健
  • 人体の構造及び機能
  • 皮膚科学
香粧品化学 理・美容の物理化学のうちの香粧品化学
理容技術理論
  • 理・美容技術理論
  • まつ毛エクステンション(美容のみ)
  • 理・美容器具
  • 色彩及びデザイン
文化論
  • 髪型(明治時代、大正時代、昭和時代)
  • 断髪令と髪型、理髪用具の国産化と髪型
  • 日常生活の西洋化
  • パーマネントウェーブの導入
  • 男性髪型の名称、女性髪型の名称
  • 服装(明治時代、大正時代、昭和時代)
  • 洋装のはじまり
  • 男性社員の服装、職業婦人の服装
  • 戦時体制と服装
  • 流行の流れ
  • 和装の礼装、洋装の礼装
理容実技
  • カッティング
  • シェービング
  • 顔面処置
  • 整髪ならびに衛生上の取り扱い

◆ 資格取得後の仕事

メイクアップアーティスト

◆ 料金(税込)

25,000円(実技試験および筆記試験を受験する場合)

◆ 難易度

合格率 88.5% (令和5年)

◆ 受験場所

日本全国の試験会場

◆ 運営団体

理容師美容師試験研修センター

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

2. JMA日本メイクアップ技術検定試験

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一般社団法人JMAが運営する資格です。スキンケアメイクアップに関する知識が問われます。資格は、3種類あります。

  • 3級: スキンケアベースメイクアップ、チーク、ハイライト、ローライトの技術
  • 2級: スキンケアからフルメイクアップの過程と仕上がり
  • 1級: モデルの悩みや要望に沿ったイメージメイクの技術

年2回検定が開催され、実技試験となります。合格をすると、合格認定証を取得できます。

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JMA日本メイクアップ技術検定試験 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  スキンケア
  •  ベースメイクテクニック
  •  チーク・ハイライト・ローライト
  •  ポイントメイクテクニック
  •  メイクアップ理論
  •  メイクアップのテクニック応用
  •  メイクアップにおけるコミュニケーション

◆ 資格取得後のキャリア

美容業界

◆ 料金(税抜)

  •  3級: 8,580円
  •  2級: 8,580円
  •  1級: 13,200円

◆ 難易度

80点以上

◆ 受験会場

東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄

◆ 運営団体

一般社団法人JMA

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

 

3. IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

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一般社団法人 IBF国際美容連盟が運営する資格です。

スキンケアベースメイクからパーツ別のメイク法、カラーコーディネイトに関する知識が問われます。実技筆記の試験があり、合格をすることで、名刺やウェブサイトにIBF 認定 国際メイクアップアーティストと記載できます。

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  スキンケア
  •  ベースメイク
  •  パーツ別のメイク法
  •  カラーコーディネイト
  •  メイクアップバリエーション

◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

  •  受験料 11,000円
  •  登録料 33,000円
  •  年会費 13,200円

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

東京

◆ 運営団体

一般社団法人 IBF国際美容連盟

◆ 資格の取得方法

 

4.  日本化粧品検定

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一般社団法人日本化粧品検定協会が運営する資格で、文部科学省が後援する検定です。

皮膚の構造や仕組み、肌タイプの見分け方やメイクアップのテクニック、化粧品の使い方に関する知識が問われます。資格は3種類あります。

  •  3級: 化粧品美容の知識が問われる
  •  2級: 美容を語れる人を目指す
  •  1級: 化粧品の専門家を目指す

公式テキストをもとに、検定を受験します。3級は無料で挑戦できるので、手軽に始められます。

日本化粧品検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
3級
  • クレンジング洗顔化粧水、乳液・クリーム、美容液
  • 肌悩みの対処法
  • お手入れの基本手順
  • 日焼け止め、メイクアップ
  • 化粧くずれの対処法
  • 自分に似合う色の見つけ方
  • 唇の皮むけの対処法
  • まつ毛ケアのための基礎知識
  • ヘアケアの基本、シャンプーの基礎知識
  • 手や爪の特徴
  • 日本と海外の化粧品の中身
2級
  • 美容皮膚科学(皮膚の構造皮膚のしくみと働き、皮膚の機能
  • スキンケア (肌タイプ見分け方、肌悩みの原因とお手入れ)
  • メイクアップ(基本テクニック、肌悩みに応じた化粧品の使い方
  • 生活習慣美容(効果的なマッサージの方法、睡眠・食生活・運動・入浴)
1級
  • 化粧品科学(化粧品の原料、男性肌の特徴)
  • ヘアケア(毛髪と頭皮の構造と機能、毛髪の変化とトラブル、ヘアケア化粧品)
  • ネイルケア(爪の構造と機能、ネイル化粧品とお手入れ方法)
  • 香り(嗅覚のしくみと香りの種類)
  • オーラルケア(口腔と歯の構造)
  • サプリメント(サプリメントの基礎知識)
  • 法律(化粧品医薬品医療機器等法薬用化粧品、医薬部外品の効能と効果)
  • 化粧品の広告やPRのための表示ルール
  • 化粧品の全成分表示
  • 化粧品の安全性を守るためのルール
  • 化粧品と肌トラブル
  • 化粧品の官能評価
  • 官能評価の実施例

また、検定の例題(2級)が掲載されていたので、ご紹介します。

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日本化粧品検定の例題

◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

  •  3級: 無料
  •  2級: 6,600円
  •  1級: 13,200円

◆ 難易度

  •  3級: -
  •  2級: 正答率 70%前後
  •  1級: 正答率 70%前後

◆ 受験場所

日本全国の試験会場

◆ 運営団体

一般社団法人日本化粧品検定協会

◆ 資格の取得方法

 

5. メイクセラピー検定

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一般社団法人メイクセラピストジャパンが運営する資格です。

メイクセラピー化粧療法)による心理学メイク理論色彩学に関する知識が問われます。資格は、3級、準2級、2級、1級、特級の5種類があります。

  •  3級: メイクセラピーの概要の理解
  •  準2級: メイクセラピーの概要の理解と、セルフメイクができる
  •  2級: 業界のセカンド・ライセンスとして活用できる
  •  1級: メイクセラピーを活用できる
  •  特級: プロのメイクセラピストとして活躍

3級は在宅でオンラインで受験できるため、手軽に始められます。

メイクセラピー検定

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
3級
  • メイクセラピーの概要
  • カウンセリング概論
  • 顔と心と化粧の関係
  • スキンケア概論
  • メイクアップ概論
  • セルフメイク
  • 化粧の基本
  • スキンケアの仕方
  • ベースメイクの仕方
  • セルフメイク実践
2級
  • 化粧心理学
  • メイクセラピー的心理学
  • カウンセリング概論
  • 印象分析
  • 色彩メイク
1級
  • オーダーカウンセリングとラボール
  • カウンセリング理論、技法
特級
  • 心理学
  • メイク理論
  • メイク実習(基礎~応用)
  • 色彩学
  • パーソナルカラー理論
  • 印象分析(顔分析、コミュニケーション分析)
  • 心理カウンセリング技法

◆ 資格取得後のキャリア

◆ 料金(税込)

  •  3級: オンライン 3,300円 郵送 5,500円
  •  準2級: オンライン 5,500円 郵送 7,700円
  •  2級: 8,800円 再受験5,500円
  •  1級: 11,000円 再受験7,150円
  •  特級: 13,200円 認定講座受講料:58,300円

◆ 難易度

  •  3級: 80%以上の得点
  •  準2級: 知識・メイクそれぞれ80%以上の得点
  •  2級: 筆記、マナー、メイクそれぞれ80%以上の得点
  •  1級: 筆記、マナー、メイク、カウンセリングそれぞれ80%以上の得点
  •  特級: 筆記70%以上、マナー、メイク、カウンセリングそれぞれ80%以上の得点

◆ 受験場所

  •  3級: 自宅
  •  準2級: 自宅
  •  2級: 筆記 自宅 実技:東京・名古屋・大阪
  •  1級: 東京・大阪
  •  特級: 東京

◆ 運営団体

一般社団法人メイクセラピストジャパン 

◆ 資格の取得方法

なお、口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

6. 色彩技能パーソナルカラー検定

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NPO法人日本パーソナルカラー協会が運営する資格です。

色の属性色彩の心理効果配色法を学んだ後、肌色や髪の色、目の色を考慮し、最も似合う色彩を診断する知識が問われます。資格は3種類あります。

  •  モジュール1: パーソナルカラーに必要な色の知識と、色を見分けるポイントを習得
  •  モジュール2: 色を扱うプロとして、仕事に毎日使える知識を習得
  •  モジュール3: 色の属性の違いが、顔の見え方にどのような影響を与えるかを習得

生活における色選びから、ファッションやネイル、メイクにおける仕事に活用できます。

色彩技能パーソナルカラー検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
モジュール1
  •  色を見るための条件
  •  色の属性
  •  色のものさし
  •  色彩の心理効果
  •  配色法
  •  フォーシーズン分類
モジュール2
  •  パーソナルカラーアナリストの基礎知識
  •  色の属性と効果
  •  表色系
  •  色が見えるしくみとパーソナルカラー
  •  色彩調和論
  •  フォーシーズン分類
  •  フォーシーズンのアレンジ
  •  パーソナルカラー分析診断
モジュール3
  •  色の見分けと選択(パーソナルカラー配色カード
  •  顔の見え方色の属性の効果(テストカラーを使用)
  •  色とイメージワード

◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

  •  モジュール1: 7,700円
  •  モジュール2: 8,800円
  •  モジュール3: 12,100円

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

CBTセンター

◆ 運営団体

NPO法人日本パーソナルカラー協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

7. スキンケアマイスター

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一般社団法人 日本コスメティック協会が運営する資格です。

スキンケア化粧品、サプリメント、エステティック、美容医療について学びます。Web上で試験を受験でき、試験に合格をし、登録料を振り込むと認定カードを取得できます。

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スキンケアマイスター 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  スキンケア
  •  ベースメイク
  •  パーツ別のメイク法
  •  カラーコーディネイト
  •  メイクアップバリエーション

◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

  • 受験料: 5,500円
  • 登録料: 3,300円
  • 認定証: 3,300円

◆ 難易度

正解率 80%以上

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

一般社団法人 日本コスメティック協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

まとめ

本記事は、メイクアップアーティストに関する資格おすすめ7選と取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 その取得方法
通学で取得したい
独学で取得したい
通信講座で取得したい メイクセラピー検定 メイクセラピー検定e-Learning教材
国家資格を取得したい 美容師免許 厚生労働大臣指定の養成学校
パーソナルカラーを学びたい 色彩技能パーソナルカラー検定  パーソナルカラー検定 テキスト 

なお、パーソナルカラーやパーソナルスタイリスト、骨格診断の資格については、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ パーソナルカラーの資格8選!種類・費用・仕事・難易度
       ・ パーソナルスタイリストの資格4選(種類、費用、仕事)
       ・ 骨格診断の資格おすすめ8選(費用、独学、通信講座、難易度)

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Writer/編集者: 松田康


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