会費を徴収、管理する方法として、銀行振込や手渡しでの集金を行っていたり、Excelで管理していたかもしれません。しかし時代は変わり、会費徴収システムを使うことで業務の効率化ができます。
本記事では、PTA、自治会、サークルなど、会費管理に困っている担当者に向けて、おすすめの会費徴収システム12選を徹底比較します。無料で利用できるツールから有料ツールまで、それぞれの特徴・費用・導入メリットを詳しく解説いたします。
自分たちの団体に最適なシステムを見つけるために、この記事をぜひ参考にしてください。
1. 会費徴収システムとは

会費徴収システムとは、会費・月謝などの定期的な支払いを自動化できるクラウドサービスです。クレジットカード決済や口座振替により、毎月決まった日に会費を自動で徴収できます。
従来の方法(銀行振込や手渡し)では、担当者が毎月未払いの確認や催促メールを送る必要がありました。会費徴収システムを導入することで、これらの業務をシステムに任せることができます。
特に会員数が多い団体ほど、人件費の削減と業務効率化が実現できます。
2. 会費徴収システムの選び方

会費徴収システムを選ぶ際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
2.1 無料か有料かで選ぶ
会費徴収システムには、月額料金が「無料」と「有料」の2種類があります。無料のシステムは決済手数料が発生しますが、初期費用がかからず小規模な団体に向いています。一方、有料のシステムは月額料金がかかる代わりに、決済手数料が低く設定されているため、会員数が多い団体に適しています。
2.2 団体の規模で選ぶ
会員数が10人以下の小規模団体なら、シンプルで低コストのシステムを選びましょう。会員数が50人以上の中規模団体なら、会員管理機能が充実したシステムがおすすめです。会員数が100人以上の大規模団体なら、複数の決済方法と導入サポートが手厚いシステムを選ぶことで、運用がスムーズになります。
2.3 必要な機能で選ぶ
会費徴収システムの機能は多岐にわたります。基本的な「自動決済」「未入金管理」だけで十分な団体もあれば、「会員管理」「予約機能」「メール配信」などを必要とする団体もあります。自分たちの団体に必要な機能を洗い出し、それに合ったシステムを選ぶことが成功の鍵です。
3. 会費徴収システム比較表
以下の表は、おすすめの会費徴収システム12選を比較したものです。各システムの月額費用、決済手数料、無料プラン、会員管理機能の有無を一目で確認できます。
| システム名 | 月額費用 | 決済手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 請求管理ロボ | 20,000円〜 | 別途手数料 | 口座振替対応 |
| Miitas | 無料 | 要確認※1 | 会員管理充実 |
| メンバーペイ | 無料 | 5.5%+99円(月額定額) | シンプル設計 |
| 会費ペイ | 無料 | 3.5%+100円 | 使いやすい |
| SBペイメント | 要問合せ | 要問合せ(非公開) | 多機能 |
| Square | 無料 | 3.25%〜 | 決済に特化 |
| ゼウス | 要問合せ | 別途手数料 | 高機能 |
| STORES 予約 | 無料〜 | 4.9%+99円 | 予約管理 |
| SELECTTYPE | 無料〜 | 4.6〜5.6% | 予約機能 |
| 月額パンダ | 無料 | 3.5%+100円 | 塾・月謝向け |
| MOSH | 無料 | 要確認※2 | コミュニティ向け |
| ワールドトークエンジン | 要問合せ | 別途手数料 | 多言語対応 |
※1 Miitasの手数料は決済額や契約内容により異なります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※2 MOSHの手数料は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
4. おすすめの会費徴収システム12選
以下では、各システムの特徴、費用、導入メリットを詳しく解説します。
4.1 請求管理ロボ | 口座振替なら圧倒的に高機能

請求管理ロボは、塾・協会・学会・社団法人向けの会費徴収システムです。賛助会員、個人会員、学生会員など、会員の種類に応じて異なる会費を設定できます。
最大の特徴は、口座振替に対応した数少ないシステムであることです。クレジットカード決済と口座振替を組み合わせて、多様な会員のニーズに対応できます。

月額料金は20,000円からと高めですが、会員数が多い大規模団体や、口座振替が必須の団体には最適なシステムです。
4.2 Miitas | 会員管理機能が充実した無料システム

Miitasは、初期費用・月額料金ともに無料で利用できる会員管理クラウドシステムです。会員情報を一覧で管理でき、ランク分けした会費設定も可能です。

会費やシステム利用料、団体入金額などを柔軟に設定でき、決済が失敗した場合の自動消込機能で入金管理の手間が削減できます。
決済手数料は決済額に応じた料金体系です。小規模から中規模の団体に向いています。
4.3 メンバーペイ | オンラインサロン・スクールに対応

メンバーペイは、月額料金が無料のシステムです。オンラインレッスン・オンラインスクール・オンラインサロンの会費徴収と会員管理に対応しています。

複雑な機能は不要で、月額定額の徴収をしたいという団体に向いています。決済手数料は月額定額プランで5.5%+99円(税込)、単発プランは7%です。
4.4 会費ペイ | 使いやすさで選ぶなら

会費ペイは、月額料金が無料で、シンプルで使いやすい会費徴収システムです。決済手数料は3.5%+100円(決済成功1件ごと)となっています。

UI/UXが優れており、スマートフォンでも管理画面が使いやすい点が評価されています。入会から会員管理・集金・入金確認まで一元対応できます。
4.5 SBペイメント | 多機能なソフトバンク系決済サービス

SBペイメントは、ソフトバンク傘下の決済サービスです。月額料金・決済手数料はともに非公開で、業種・業態・取扱高によって個別見積もりとなります。
クレジットカード決済・コンビニ決済・キャリア決済など複数の決済方法に対応し、入金管理や未入金リマインド機能も充実しています。
4.6 Square(スクエア) | 決済に特化したシンプルなシステム

Squareは、決済に特化したシステムです。月額料金は無料で、決済手数料は3.25%〜です。クレジットカード決済により継続課金が行えます。

インターフェースがシンプルで、決済履歴の確認や売上分析が直感的に行えます。複雑な機能は不要という団体に向いています。
【参考記事】 ・ Squareは個人でも使える?【結論はOK!】公式回答と審査の実態
4.7 ゼウス | 大規模団体向けの高機能システム

ゼウスは、大規模団体向けの高機能会費徴収システムです。会員管理システムや決済システムを連携することで、消込処理や請求処理を一元管理できます。

月額料金は要問合せですが、導入サポートが手厚く、運用コンサルティングも含まれています。口座振替・クレジットカード・コンビニ決済などに対応しています。
4.8 STORES 予約 | 予約管理と会費徴収の一元管理

STORES 予約は、予約管理機能と会費徴収を組み合わせたシステムです。レッスンやイベントの予約受付と、月謝の自動徴収が同時に行えます。

スポーツジムやオンラインスクール、習い事教室などに最適です。フリープランは無料、有料プランは月額9,790円〜。決済手数料は全プラン4.9%+99円です。
【参考記事】 ・ STORES予約(旧、クービック)の口コミと評判!使い方や料金
4.9 SELECTTYPE | セミナーやオンラインスクール向け

SELECTTYPEは、セミナーやオンラインスクール向けの予約・決済システムです。チケット販売や月額課金の機能が充実しており、オンラインコンテンツとの組み合わせに最適です。

フリープラン(0円)から月額11,000円のプレミアムプランまで4段階。決済手数料はフリーが5.6%、ベーシック以上が4.6〜4.9%です。
4.10 月額パンダ | 学習塾・月謝向けの専用システム

月額パンダは、学習塾向けに特化した会費徴収システムです。塾の運営に必要な機能(生徒管理、出席管理、月謝徴収)が一元管理できます。

初期費用・月額費用は無料。決済手数料は3.5%+100円(口座振替・カード決済とも)です。口座振替には別途、登録料500円と振込手数料330円がかかります。
4.11 MOSH | オンラインサロン・コミュニティ向け

MOSHは、オンラインサロンやコミュニティ向けの会費徴収システムです。Zoom連携機能により、予約が入ると自動的にミーティングURLが発行されます。

月額サブスク会員を対象に月謝を自動回収できます。決済手数料は最新情報を公式サイトでご確認ください。
4.12 ワールドトークエンジン | 多言語対応の会費徴収システム

ワールドトークエンジンは、オンラインレッスンの予約システムで、レッスンの会費を継続課金する機能があります。海外の会員を含む国際的な団体に向いており、多言語・多通貨決済に対応しています。
料金は要問合せです。
5. よくある質問と回答
システムや契約内容によって異なりますが、一般的には以下の通りです。無料で即座に利用できるシステム(メンバーペイなど)は、登録から2〜3日で利用開始できます。一方、口座振替に対応した有料システム(請求管理ロボなど)は、2〜4週間程度の審査期間が必要です。大規模団体向けのカスタマイズシステム(ゼウスなど)は、さらに1〜2カ月の導入期間が必要になる場合もあります。
はい、月額料金が完全に無料のシステムがあります。メンバーペイ、会費ペイ、Miitas、Square、月額パンダ、MOSHなどです。ただし、決済が成功するたびに決済手数料がかかるため、完全に無料ではありません。どのシステムを選んでも、会費を徴収する際に何らかの手数料が発生することを認識しておきましょう。
口座振替は、銀行口座から直接引き落としを行う日本独特の決済方法です。実装と運用のコストが高く、金融機関との連携も必要です。そのため、クレジットカード決済に比べ、口座振替に対応したシステムは限定されています。口座振替が必須の団体は、請求管理ロボやゼウスなど、専門的なシステムを検討しましょう。
可能ですが、一般的にはおすすめしません。複数システムの併用により、管理の複雑化、データの二重管理、運用コストの増加などが生じます。基本的には、団体の規模や必要機能に最も適したシステム1つを選び、長期的に利用することが最適です。
会費徴収システムは、クレジットカード情報などの機密情報を扱うため、セキュリティが非常に重要です。信頼性の高いシステムを選ぶポイントは、PCI DSSやISMS認証を取得しているか、プライバシーマークを取得しているか、定期的なセキュリティ監査を実施しているかなどです。大手企業傘下のシステム(SBペイメント、Squareなど)も、安心度が高いです。導入前に、詳しくセキュリティ情報を確認することをおすすめします。
6. まとめ
会費徴収システムは、PTA、自治会、サークルなど、あらゆる団体の効率化に役立つツールです。本記事で紹介した12選の中から、以下のポイントに基づいて選びましょう。
- 月額料金が無料で低コストなら:メンバーペイ(5.5%+99円)、会費ペイ(3.5%+100円)
- 会員管理機能を重視するなら:Miitas
- 口座振替が必須なら:請求管理ロボ
- 予約機能を必要とするなら:STORES 予約、SELECTTYPE
- 大規模団体で高機能が必要なら:ゼウス
- 業界特化システムなら:月額パンダ(塾・月謝)、MOSH(オンラインサロン)
自分たちの団体の規模、必要機能、予算に合わせて、最適なシステムを選びましょう。導入後も定期的に機能やコストを見直し、団体の成長に合わせてシステムを最適化することが重要です。
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