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雑貨屋の開業費用と相場!開業までに必要な費用リスト


雑貨屋として開業する場合、いくらかかるのでしょうか。

飲食店と違って、大きな設備投資は必要ありませんが、物件の取得費用内外装費用商品の代金什器・備品の購入費用広告宣伝費などが必要です。

それぞれの費用の内訳は、いくらでしょうか。また、コストをかけずに、雑貨屋を始めるには、どのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。

本記事は、雑貨屋の開業費用のリストと相場をご紹介します。

 

雑貨屋の開業費用

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雑貨屋の開業費は、いくらかかるのでしょうか。

一般的に開業するときには、設備資金(店舗、機械)と運転資金(仕入代金、経費)が必要です。

◆ 開業費用の内訳(中小企業庁)※ 下の表の左側をご覧ください。

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【出典】 中小企業庁ホームページ 創業時の資金計画表

なお、雑貨屋が個人で始める10坪~12坪の店舗の場合、開業資金は100~400万前後は掛かります。具体的には、次の5種類に関わる費用が必要となります。

  1.  物件の取得
  2.  仕入れ
  3.  什器・備品
  4.  内外装の工事
  5.  広告宣伝

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1 物件の取得費用

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お店を借りるために必要な費用です。出店するエリアによって価格は変わりますので、出店したいエリアの不動産屋に訪問し、相場を調べてみます。

物件の取得費用で押さえたいリストは7つあります。

  1.  保証金
  2.  礼金
  3.  敷金
  4.  権利金
  5.  不動産仲介手数料(家賃の1ヶ月分)
  6.  前払い家賃
  7.  火災保険

なお、売上から商品の仕入れ値を引いた額が粗利益です。賃料は粗利益の25%以下に抑えたいところです。

たとえば、売上高 300万円のショップの場合、商品の仕入れ値が60%としたならば、粗利益は120万円となります。120万円の25%は30万円です。この価格が賃料の上限となります。

開業時の一番大きな出費となる項目です。無理をせずに、毎月の家賃が支払える物件を探します。

 

2. 仕入れ代金

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最初はどの程度売れるか、わからないため、最低限の在庫にします。作家やメーカーから仕入れたり、インターネット経由で、Web問屋から仕入れる方法があります。

また、海外などから仕入れる場合には、旅費交通費、滞在費などを見積もります。

  •  商品
  •  旅費交通費(商品の仕入れに必要な費用)

【参考記事】 ・ 仕入れサイトの比較! 国内を代表する12サイトをご紹介
       ・ ネットショップの仕入れ先を探す!6つの方法と注意点

 

3. 什器、備品費用

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陳列用の什器や、パソコンプリンターレジなどの備品を購入する費用となります。メーカーとのやり取りなどではFaxなどは必須となります。

  •  陳列用什器(1万円/坪)
  •  レジスター(タブレットやスマホを使ったレジなどがお手軽価格になっています)
  •  Fax付き電話
  •  パソコン
  •  事務用品費
  •  ラッピング用資材(ショッピングバッグ、包装紙など)
  •  在庫管理ソフト

なお、今流行りのレジアプリスマホ決済サービスについて、別記事でまとめています。

【参考記事】・ QRコード決済の比較とおすすめ10選!導入方法やコスト、手数料(比較表付)
      ・ ペイペイとLineペイを比較!利用する前に知りたい7つの違い
      ・ キャッシュレス決済サービスの比較とおすすめ32選!導入コスト、手数料
      ・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
      ・ エアレジとスクエアを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
      ・ AirPAYとSquareを比較!選ぶ前に知りたい6つの違い

 

4. 内外装費用

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お店の内装外装に関わる費用です。いくつかの業者の見積りを入手し比較します。
内外装の費用で押さえたい費用のリストは、7つあります。

  1.  設計・デザイン費(設計士に依頼する場合、坪当たり数万円)
  2.  空調工事費
  3.  内装費(坪当たり20万円近くかかる)
  4.  外装費
  5.  電気工事費
  6.  看板制作費
  7.  照明関係

内装は、できるだけ自分でやるようにすることで、費用を抑えます。看板なども、自分たちで作っている方もいます。

【参考記事】 ・ 起業の資金はいくら必要か?開業費用の相場と、費用を削減する7つの方法

 

5. 広告宣伝費

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お店のことを知ってもらうために必要な販促費用となります。

  1.  ショップカード費(自作が可能です)
  2.  チラシ(作成費、印刷費、新聞折り込み費用)
  3.  ホームページ作成費用(数万円~。無料のホームページ作成ツールもあります)

ショップカードやチラシは自作できます。ショップカードの作り方や、チラシのテンプレート集は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ハンドメイド作家必見!ショップカードの作り方
       ・ 反響のでるチラシを作る!テンプレートを上手に使うコツ
       ・ チラシのレイアウトをグッと見やすくする!5つの方法
       ・ ホームページの作成料金!相場と作成費用の内訳【2019年】
       ・ 集客できるホームページ制作!人気のツール3選とその理由
       

まとめ

本記事は、雑貨屋の開業費用のリストをご紹介しました。なお、雑貨屋の開業の手順を別記事でまとめています。また、起業前のチェックリストなども用意しています。

【参考記事】 ・ 雑貨屋の開業手順!オープンする前の12のステップ
       ・ 起業前のチェックリスト! 絶対に準備しておきたい14のこと

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Writer/編集者: 松田康


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