税理士のホームページを作るには、士業に特化したテンプレートが便利です。
ホームページ作成ツールは、様々なテンプレートを提供しています。好みのテンプレートを選び、文言と画像を入れ替えれば出来上がります。では、どのテンプレートがオススメでしょうか。
本記事では、税理士がホームページを作るときに便利なテンプレート3選と活用術をご紹介します。
【参考文献】 中年から「稼げる」士業になる! ー資格取得から開業準備までー
山下清徳 (著) 2016年
1. 税理士のホームページに便利なテンプレート3選
税理士がホームページを作るときに便利なテンプレートは3種類あります。
- Wix : 22種類の士業テンプレート
- PAGEKit(ページキット): 20種類の士業テンプレート
- Jimdo : 7種類のビジネステンプレート
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 Wix
Wixは、世界190か国で、9,000万人以上が利用するドラッグ&ドロップのホームページ作成ツールです。無料版と有料版があり、有料版は独自ドメインの設定や広告を非表示にすることができ、サポートが受けられます。
◆ Wixのテンプレート
◆ デザインの変更の仕方
・ 管理画面
・ 文言の編集画面
・ 画像の変更画面1
・ 画像の変更画面2
1.2 PAGEKit
株式会社アイデアクリップが提供する国産のホームページ制作サービスです。中小企業や個人事業主向けに低価格で簡単にホームページを作りたい方向けのサービスで、導入実績も20,000件となります。
◆ PageKitのテンプレート
・ 管理画面のTOP
1.3 Jimdo
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが運営するホームページ作成サービスです。テンプレートを選んで、写真をアップロードし、文言を変えれば作れます。
◆ Jimdoのテンプレート
【参考記事】 ・ グーペとJimdoを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い【2018年】
2. 税理士のホームページに必要な情報
お客様が税理士を探すタイミングは2つあります。
・ 会社を設立し、新しく税理士を探す
・ 今の税理士に不満があり、他の税理士を探す
そのため、ホームページを作るときには、新しく税理士を探したいというニーズと、税理士を変えたいというニーズに応える必要があります。
たとえば、会社を設立したばかりのお客様であれば、次のような情報が有効です。
- 会社設立に関する諸手続き
- 起業時の借り入れのポイント
- 法人成りの手続き
- 助成金関連の情報
- 社会保険加入の仕方
税理士を変更したいお客様であれば、次のような情報になります。
- 税務士変更のチェックポイント
- 他の事務所と比較して、事務所のアピール
(積極的な節税アドバイスをする、顧問料のメニューが明確、迅速な対応 など)
3. ホームページ作りの3つのポイント
ホームページを作るときには、次の3つを考慮しながら、作ります。
- お客様に伝えたい情報を一番先に載せます
- 業務やサービスの内容をわかりやすくします
- ライバルとの差を明確にします
3.1 お客様に伝えたい情報
ホームページを作るときには、お客様に最も伝えたい情報を一番先に載せます。当たり前のようですが、意外と忘れがちです。
そのため、事務所のセールスポイントを一番上に掲載します。
そして、サービスの概要を紹介し、詳細をページの下で説明していきます。
また、お客様から問合せをうけるために、連絡先(電話番号など)はTOPページのわかりやすい場所に載せましょう。
3.2 業務やサービスの内容
税理士の仕事は、会社の記帳代行を請け負ったり、月次会計、決算を行うなど、
税務と会計の仕事を請け負いますが、形のないサービスです。
そのため、わかりやすく説明する必要があります。
自分がお客様の立場だったら、どんな情報が載っていれば、その税理士に仕事を頼むのかを考えて、業務やサービスの内容を丁寧に説明します。
よく業務内容だけがずらっと羅列して内容の説明のすくないホームページがありますが、お客様からするとその事務所のサービスを理解できず、結果として依頼したいというところまで結び付かないことになります。
専門用語や法律用語をわかりやすい表現に置き換えるなど、業務内容をイメージできるように工夫して説明します。
3.3 ライバルとの差
税理士の仕事の性質上提供できるサービスは同業者同士はほとんど同じです。
ですから、そのような状況のなかで新規参入される方が、既存のホームページを参考に
似たようなホームページを作っても、インターネットのなかに埋もれてしまいます。
そのときに重要な視点が他の事務所との差です。
サービスの見せ方を重点的に工夫することが差別化につながります。
ただ単に会計記帳や税務顧問をやりますといった内容ではなくて、「医療分野を得意と
しています」とか、「相続専門の会計事務所です」あるいは「助成金と会計の手続きを
セットでサービスします」といったサービスの工夫が必要となります。
まとめ
本記事では、これからホームページを作ることを検討中の税理士の方向けに便利なテンプレートと、その活用方法をご紹介させて頂きました。
なお、ホームページを外注する場合の注意点なども別記事でご紹介しています。
ご興味がございましたらご覧ください。
【参考記事】 ・ ホームページの依頼時の注意点。4つの勘所を押さえる!
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