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歯科助手の資格おすすめ6選の比較!種類、取り方、難易度


歯科助手の資格を比較した場合、どのような種類があるのでしょうか。

歯科臨床概論や消毒法、社会保険、受付業務を学ぶ資格や、診療報酬点数の算定や医療保険制度を学ぶ資格、歯式の書き方やレントゲンの撮影方法を学ぶ資格もあります。

また、通学だけでなく、通信講座で取得できる資格もあります。そこで、歯科助手に関する資格を取得する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、歯科助手に関する資格おすすめ6選と、カリキュラム、取り方をご紹介します。

 

歯科助手の資格の種類!おすすめ6選の選び方

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歯科助手の資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  • 何を学ぶか。(歯科臨床概論、社会保険、受付業務、診療報酬点数の算定、歯式の書き方)
  • どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座
  • どこで試験を受ける必要があるか。
  • どのくらいの費用で取得できるか。
  • 難易度はどれくらいか。(合格率、合格点)

上記ポイントを踏まえて、歯科助手のおすすめの資格と種類をご紹介します。

  1.  日本歯科医師会 歯科助手資格
  2.  技能認定振興協会 歯科医療事務管理士
  3.  全国医療福祉教育協会 歯科助手専門員
  4.  日本医療教育財団 歯科助手技能認定
  5.  全国医療技能検定協議会 歯科医療事務検定
  6.  日本能力開発推進協会 歯科助手

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. 日本歯科医師会 歯科助手資格

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日本歯科医師会が認定する資格です。

歯科臨床歯牙形態、診療用器械、材料の取扱、消毒に関する知識や、社会保険受付に関する知識が問われます。資格は3種類あります。

  • 甲種: 甲種歯科助手訓練基準による訓練を修了した者、あるいは乙種第一歯科助手の資格を有し、3年以上の業務経験を有し、補充研修訓練基準による訓練を修了した者
  • 乙種第一: 診療室内の仕事に従事する者(52時間以上)
  • 乙種第二: 事務的な仕事に従事する者(40時間)

日本歯科医師会 歯科助手資格 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
甲種
  • 歯科助手の心得、関連法規、歯科用語
  • 歯科基礎概論、歯科臨床概説、消毒法
  • 歯牙形態、診療用器械、材料の取扱法
  • 歯科保健指導、清掃保全
  • 社会保険関係事務、事務関係事項
  • X線フィルムの整理、医療安全、産業廃棄物、情報処理
乙種第一
  • 歯科助手の心得、一般教養、保守管理
  • 歯科臨床概論、消毒法、共同作業
  • 社会保険の概要
  • 歯科事情
  • 医療安全、産業廃棄物、情報処理
乙種第二
  • 歯科助手の心得、一般教養
  • 歯科臨床概論、歯科事情
  • 社会保険の概要、社会保険の実務
  • 受付の業務、事務関連事項
  • 医療安全、産業廃棄物、情報処理

◆ 資格取得後の仕事

歯科助手

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

未公開

◆ 受験場所

日本全国

◆ 運営団体

日本歯科医師会

◆ 資格の取得方法

 

2. 技能認定振興協会 歯科医療事務管理士

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技能認定振興協会が運営する資格です。

診察の受付カルテの管理会計診療費の請求などの業務に向けて、医療保険制度に関する知識や、カルテの内容を理解し、治療費を計算するための知識が問われます。

筆記試験だけでなく、実技試験もあります。

技能認定振興協会 歯科医療事務管理士 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
法規 医療保険制度、公費負担医療制度等についての知識
保険請求事務 歯科 診療報酬点数の算定、歯科 診療報酬明細書の作成、医療用語等の知識
医学一般 生理機能・傷病等についての知識

さらに、実技にて、レセプト点検レセプト作成に関する問題が出題されます。

◆ 資格取得後のキャリア

歯科助手

◆ 難易度

合格率 約70%

◆ 料金(税込)

7,500円​(学科・実技)

◆ 受験会場

在宅

◆ 運営団体

技能認定振興協会

◆ 資格の取得方法

  • 通学:-
  • オンライン・通信講座:ソラスト 

 

3. 全国医療福祉教育協会 歯科助手専門員

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全国医療福祉教育協会が認定する資格です。

歯の知識保険制度受付事務歯周疾患に関する知識を学びます。また、印象材の練り方やバキューム操作、ライティングポジションなどの治療アシスタント業務に関する知識も学べます。

認定する通信講座における添削課題を一定のレベルで提出すると、資格が授与されます。

全国医療福祉教育協会 歯科助手専門員 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
デンタルアシスタントとは
  • デンタルアシスタントとは
  • 診療室の流れ
  • 受付の仕事
  • 診療室の仕事
歯の知識
  • 歯の仕組みと呼び方
  • 歯を表す書き方(歯式の書き方)と歯の面の名称
  • 口腔情報の組織と、口腔周辺の組織の名称
  • レントゲンの種類と撮影・現象・保存方法
  • 薬の知識
歯牙疾患
  • 歯牙疾患の進行の症状と分類
  • 歯牙疾患の分類別治療の解説と器具の説明
  • 歯の神経を保護しながら行う治療
  • 歯内療法(歯の根の中の治療)
  • 歯冠修復(虫歯で欠けた歯はどう治すのか)
  • 修復物の印象(型採り)と石膏の注ぎ方
歯周疾患(歯ぐきの治療)
  • 歯周疾患の進行(症状と分類)
  • 歯周疾患の検査方法データの記入方法
  • 歯周疾患の治療
  • ブラッシング指導の方法
  • 歯科で行う外科手術
  • 欠損補綴(歯を抜いたらそこはどう治すのか)

◆ 資格取得後のキャリア

歯科助手

◆ 難易度

試験はなし

◆ 料金(税込)

3,000円

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

全国医療福祉教育協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

4. 日本医療教育財団 歯科助手技能認定

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日本医療教育財団が運営する資格です。受付業務から診療報酬の算定、診療の介助、機器の保守などの知識が問われます。学科試験となります。

日本医療教育財団 歯科助手技能認定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
受付事務
  • 医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度、介護保険制度
  • 医事法規一般
  • 医事業務
  • 医学一般
  • 薬学一般
  • 診療録
  • 診療報酬算定の基礎
診療介助に係わる専門知識
  • 歯科助手業務
  • 歯科器械・器具の知識
  • 一般診療用器械、歯科薬品、材料
  • 診療室管理
  • 消毒・滅菌
  •  物品管理

◆ 資格取得後のキャリア

歯科助手

◆ 難易度

得点率90%以上

◆ 料金

3,000円

◆ 受験場所

日本全国

◆ 運営団体

日本医療教育財団

◆ 資格の取得方法

  • 通学: 認定校 
  • オンライン・通信講座: –

 

5. 全国医療技能検定協議会 歯科医療事務検定

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全国医療技能検定協議会が運営する資格です。

受付カルテの管理、治療費の計算、診療報酬明細書(レセプト)の作成、診察室に入り歯科医師や歯科衛生士のサポートに必要な知識が問われます。3級、2級、1級の3種類の資格があります。

全国医療技能検定協議会 歯科医療事務検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
3級 医療保険制度、治療内容の把握、カルテに関する知識
2級 応用的な治療に関する知識、明細書(レセプト)
1級 請求事務、治療内容の点数算定

◆ 資格取得後の仕事

歯科助手

◆ 難易度

  • 3級: 80%以上正答(カルテ2枚)
  • 2級: 80%以上正答(レセプト2枚)
  • 1級: 80%以上正答(レセプト2枚、学科試験)

◆ 料金(税込)

  • 3級: 3,800円
  • 2級: 5,500円
  • 1級: 6,300円

◆ 受験場所

福岡

◆ 運営団体

全国医療技能検定協議会

◆ 資格の取得方法

 

6. 日本能力開発推進協会 歯科助手

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日本能力開発推進協会が認定する資格です。

歯科医院での受付事務カルテの作成器具の清掃や準備、石膏などの練和、治療の際の歯科医師のサポートなどの知識が問われます。

日本能力開発推進協会 歯科助手 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
医療保険制度
  • 医療保険の考え方
  • 医療保険の基本的しくみ
  • 医療保険の種類
  • 被保険者証(保険証)の見方
  • 患者負担を軽減する医療保険
  • 給付率と患者負担
  • 医療保険以外の医療保障
  • 労災保険制度
点数の取り方(カルテ・レセプト)の基礎
  • 歯科診療の流れ
  • 歯科医院の業務
  • 診療室への誘導
  • 薬品・材料・機械の取り扱い方
  • 歯の構造
  • 口腔内
  • 歯の名称
  • 歯の記号
  • 歯の方向用語
点数の取り方(カルテ・レセプト)の実践
  • 基本診療料、特掲診療料
  • 初診料・再診料
  • 歯冠修復の種類と算定方法
  • 欠損補綴
  • 架工義歯・有床義歯
  • 修理、再装着

◆ 資格取得後の仕事

歯科助手

◆ 難易度

得点率70%以上

◆ 料金(税込)

5,600円(税込)

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本能力開発推進協会

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、歯科助手に関する資格おすすめ6選と取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通学で取得したい 日本歯科医師会日本医療教育財団 都道府県歯科医師会認定校
通信講座で取得したい 全国医療福祉教育協会日本能力開発推進協会 たのまなキャリカレ
難易度が簡単な資格がいい 全国医療福祉教育協会 たのまな(試験がない)
費用を安くしたい 日本能力開発推進協会 キャリカレ

なお、子供の心理を学べる資格や、アーユルヴェーダに関する資格は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ 子供の心理の資格おすすめ6選!種類、国家資格、通信講座
       ・ アーユルヴェーダの資格おすすめ8選!費用や通信、オンライン

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Writer/編集者: 松田康


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