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freeeとMFクラウド(マネーフォワード)を徹底比較!【2024年】


freeeとMFクラウド(マネーフォワード)を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

カバーする業務の範囲が異なるうえに、仕訳データの入力のしやすさ自動経理機能にも違いがあります。また、料金体系も異なるため、間違った選択をすると余計な出費が発生します。

そこで、freeeとMFクラウドを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

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本記事では、freeeとMFクラウド(マネーフォワード)の4つの違いをご紹介します。

 

1. freeeとMFクラウド(マネーフォワード)の比較と違い

freeeとMFクラウド(マネーフォワード)を、次の6つのポイントで比較します。

  1.  機能(カバーする業務範囲)
  2.  料金
  3.  (仕訳データの)入力のしやすさ
  4.  自動連携後の確認作業の手間
  5.  カスタマーサポートの充実度
  6.  自動連携の数

それぞれを詳細に説明します。

 

1.1 機能(カバーする業務範囲)

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【結論】

  •  freee: △ (会計、請求書、経費精算が含まれる。給与は別ソフトが必要)
  •  MFクラウド: 〇(会計、請求書、経費精算、給与が含まれる)

【比較内容】

freee(フリー)とMFクラウドでは、カバーする業務の範囲に違いがあります。

◆ freeeとMFクラウドのカバーする範囲

  freee MFクラウド
会計/確定申告
請求書
経費精算
給与・勤怠管理 △ (freee給与で別途費用が必要)
マイナンバー管理 △ (freee給与で別途費用が必要)

freeeは、会計(確定申告)請求書経費精算をカバーしています。しかし、給与・勤怠管理、マイナンバーの管理をしたい場合には、freee給与を購入する必要があります。

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freeeのカバーする範囲を見る

一方、MFクラウドは、会計、請求、経費精算、給与計算、勤怠管理、マイナンバーなどのすべての機能を利用できます。

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MFクラウド(マネーフォワードクラウド)のカバーする範囲を見る

 

1.2 料金

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【結論】

  •  freee: 〇(安い 法人: 月払い 2,680円 個人: 月額 1,480円
  •  MFクラウド: △(やや高い 法人: 月払い 3,980円 個人: 月額 1,280円

【比較内容】

freeeとMFクラウドの料金を比較表にまとめました。法人の場合と個人事業主の場合で料金プランが異なりますので、それぞれ紹介します。

◆ 法人の場合(freee vs MFクラウド)

freee MFクラウド
スタータープラン
月払い 7,280円
年額 65,760円
スモールビジネス
月払い 3.980円
年額 35,760円
スタンダードプラン
月払い 11,980円
年額 107,760円~
ビジネス
月払い  5,980円
年額 59,760円
freeeの料金プランを見る MFクラウドの料金を見る

前述した通り、MFクラウド会計のカバーする範囲は大きいです。さらに、料金も安いです。そのため、価格面で単純に比較をすると、MFクラウドのほうがおすすめです。

次に、個人事業主で利用するケースで比較してみます。

◆ 個人事業主の場合( freee vs MFクラウド確定申告 )

freee MFクラウド確定申告
スタータープラン 月払い 1,480円 パーソナルミニ 月額1,280円
スタンダードプラン 月払い 2,680円 パーソナル 月額1,680円
プレミアムプラン 年払い 39,800円 パーソナルプラス 年額35,760円

個人事業主についても、freeeMFクラウド確定申告は、MFクラウド確定申告のほうが安いです。なお、MFクラウドは個人事業主の場合もカバーする範囲は広く、確定申告・請求書・経費・給与・勤怠・マイナンバーが含まれます。

 

1.3 仕訳データの入力のしやすさ

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freeeとMFクラウドで、仕訳データの入力のしやすさを次の3つの観点で比較しました。

  1.  勘定科目の選びやすさ
  2.  仕訳データの高速入力機能
  3.  スマホアプリの使いやすさ

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1.3.1 勘定科目の選びやすさ

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【結論】

  •  freee: 〇 (簿記に知識がない場合には作業はかんたん)
  •  MFクラウド会計: △ (簿記に知識がない場合には手間取る)

【比較内容】

簿記の知識に自信がない方は、freeeのほうが作業はラクです。

例えば「どの勘定科目を入力したらいいか」悩むときに、freeeは説明書きがあり、その説明に従って作業をすれば、適切な勘定科目を選べます。

◆ freee(フリー)仕訳データ入力画面

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一方、MFクラウドは入力する勘定科目に関する説明書きはありません。

◆ MFクラウド会計のかんたん入力画面

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MFクラウドかんたん入力機能を見る

簿記の知識に自信がない方には、freeeのほうがラクに操作できます。

 

1.3.2 仕訳データの高速入力機能

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【結論】

  •  freee: △ (ショートカットキーが不足)
  •  MFクラウド会計: 〇 (ショートカットキーが充実)

【比較内容】

簿記の知識があり、高速で仕訳データを入力したい方は、MFクラウド会計のほうがショートカットキーが充実しており、使いやすいです。

◆ MFクラウド会計の仕訳帳入力画面

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◆ MFクラウド会計のショートカットキー

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一方、freeeにも高速にデータ入力をする画面があります。

◆ freeeの高速登録

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但し、ショートカットキーが4つしかないため、そこまで便利ではありません。

◆ freeeのショートカットキー

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1.3.3 スマホアプリの使いやすさ

【結論】

  •  freee: 〇 (家計簿感覚で、使いやすい)
  •  MFクラウド会計: 〇 (家計簿感覚で、使いやすい)

【比較内容】

freeeは、スマホアプリも使いやすいです。勘定科目を意識しないでも、収入支出といった家計簿のような感覚で使えます。

具体的には、freeeでユーザー登録した後、アプリをダウンロードします。アプリを起動すると、データ入力をするときは、「取引登録」を選びます。

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収入に関する取引を入力するときは、収入金額を入力した後に、勘定科目をタップします。

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売上の場合には、売上をタップします。

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売上のなかで、本業の売上の場合には、「売上高」をタップします。

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入力を終えると、入力内容を確認して、「完了」をタップします。

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一方、支出の取引を入力するときは、「支出」を選び、「勘定科目を選択」をタップします。

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販売する商品の仕入れのときには、「仕入高」をタップします。

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入力した内容を確認し、「登録」をタップします。

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以上の取引を入力することで、月次での売上売上原価をグラフで確認できます。

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freeeの公式サイトで確認する

一方、MFクラウドはスマホアプリについては、詳細なガイドが載っています。利用するときには、ダウンロードした後に、「手入力で仕訳」をタップします。

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MFクラウド

収入支出かを選びます。

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入金の仕方を選びます。

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いつ収入があったかを選びます。

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何の収入かを選びます。

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入力した内容を確認し、「登録する」をタップします。

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支出を入力するときには、「支出」をタップします。

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出金の仕方を選びます。

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いつ使ったかを選びます。

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いくら使ったかを入力します。

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どのような目的で支出したかを選びます。

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入力した内容を確認します。

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以上で、取引のデータが登録されます。

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また、月次で売上経費損益の情報が表示されます。

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損益の推移が月次ごとにグラフで表示されます。

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スマホアプリに関しては、freeeMFクラウドともに平易な表現が多く、ラクに操作できます。

 

 

1.4 自動連携後の確認作業の手間

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【結論】

  •  freee: 〇 (一度取りこんだ取引データを自動で連携する)
  •  MFクラウド会計: △ (取りこんだ取引を、毎回確認する必要がある)

【比較内容】

クラウド会計を導入するメリットとして、ネットバンクとの連携が挙げられます。中小企業庁の調査でも、インターネットバンキングとの機能連携率が重要との記載があります。

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【出典】 中小企業庁のホームページ クラウド会計の副次的効果

ネットバンキングシステムやクレジットカードシステムなどと連携したとき、freeeは一度取りこんだ取引は、自動で登録してくれます。

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一方、MFクラウドは全ての取引を毎回確認して、チェックを入れる必要があります。

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freeeのほうが、毎回チェックする作業が少ないので、作業負荷は低減できます。但し、自動連携された内容をチェックしたい方は、MFクラウドのほうがおすすめです。

 

1.5 カスタマーサポート充実度

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【結論】

  •  freee: 〇 (充実している)
  •  MFクラウド会計: 〇 (充実している)

【比較内容】

導入するシステムのカスタマーサポートが充実しているかどうかは大切です。
次の5つの観点でサポートの状況を比較しました。

  1.  マニュアル・FAQ : ホームページ上に掲載されていて、自力で操作方法を調べられます
  2.  メール : 問合せ後、回答まで時間がかかるが、回答を記録できます
  3.  チャット : リアルタイムに操作性を確認するときに便利です
  4.  電話 : 質問を口頭で聞けるので、複雑な質問に適しています
  5.  訪問 : 自社に訪問してもらいます

◆ freeeとMFクラウドのサポート状況

  freee
(ミニマム)
freee
(ベーシック)
MFクラウド会計
(スモールビジネス)
MFクラウド会計
(ビジネス)
マニュアル/FAQ
メールサポート
チャットサポート
電話サポート    〇
導入サポート(訪問)      △(*1) △(*1)

上の表の通り、両サービスともサポート体制は充実しています。サービス面では、大きな違いはないです。

(*1) MFクラウドサポート

 

1.6 自動連携の数

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【結論】

  •  freee: 〇 (3,200以上のサイトと連携している)
  •  MFクラウド会計: 〇 (3,600以上のサイトと連携している)

【比較内容】

クラウド会計サービスは、ネットバンキングなどと自動連携を行うことで自動的に仕訳を作成できます。各社と連携することで、経理処理がラクになります。

MFクラウド会計は、3,600サイト以上との連携ができる一方で、freee(フリー)も3,000サイト以上との連携がされています。ほぼ代表的なネットバンキングやクレジットカード会社、決済サービスと連携できているので、どちらを使っても問題ないと思います。

なお、freeeが連携しているサービスは、インターネットに公開されているので、
ご利用のサービスが対応しているかチェックをしてみてください。

freeeが同期対応している口座の一覧を見る

 

2. freeeとMFクラウド会計(マネーフォワード)の概要

freee(フリー)とMFクラウド会計の概要をご紹介します。

◆ freee(フリー)

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freee(フリー)は、freee株式会社が提供するクラウド会計サービスで、2023年3月時点で有料課金ユーザー数が460,000事業所と、日本を代表するクラウド会計サービスです。

消費税マイナンバー制度などの税制・法制改正にも対応しており、安心して使用できます。

freee

freeeの良い評判をまとめると、使いやすさスマホで操作が出来る点、サポートが丁寧な点が評価されています。

◆ MFクラウド会計

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MFクラウド(マネーフォワードクラウド)は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計サービスで、2022年10月時点で、導入事業者数10万社を突破しています。

MFクラウド

MFクラウドの良い評判をまとめると、税理士会計事務所などの専門家から高く評価されており、経理や決済業務の効率化にも強みがあると評価されています。

なお、freeeとMFクラウドの市場シェアについては、中小企業庁のホームページにも掲載があります。興味がございましたら、ご覧ください。

【出典】 中小企業庁 中小企業のクラウド化による生産性向上の取組 (P6)

 

まとめ

本記事では、freeeとMFクラウドの機能、値段、使いやすさという視点から比較をしました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのツールが変わります。

求める内容・ニーズ おすすめのツール
コストを安くしたい MFクラウド
給与・勤怠・マイナンバーもシステム化したい MFクラウド
簿記に自信がなく、サポートしてほしい freee
簿記に自信があり、高速で入力をしたい MFクラウド
自動化処理をしやすい freee

なお、freee、MFクラウド会計、弥生会計オンラインの使い方について、別記事でまとめています。ぜひご覧ください。

【参考記事】 ・ freeeと弥生会計オンラインを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
       ・ freeeを使いこなす!6つの要点を押さえて使い方をマスターする
       ・ 弥生会計とMFクラウド会計を比較!機能、料金、使いやすさを比べる!
       ・ MFクラウド会計を初心者でも使える!便利な使い方を徹底解説

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Writer/編集者: 松田康


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