「会員制サイトを作りたいけど、プログラミングはできない」そんな方でも大丈夫です。今は無料で始められるツールが揃っていて、コードを書かずに会員制サイトを立ち上げられます。
この記事では、ノーコード型、プラットフォーム型、WordPressでの実装、HTML/PHP開発の4つの方法とおすすめツール6選を、それぞれのメリット、費用、向いている人まで解説します。
どれが自分に合うかわからない方は、まず下の「タイプ別早見表」から確認してみてください。きっと最適な方法が見つかります。

【この記事でわかること】
会員制サイトを作る方法は4つ。①手軽に始めたいならノーコードツール(Lectea・Wix)、②仕組みが整ったサービスを使うならプラットフォーム(YOOR・FANTS)、③カスタマイズ重視ならWordPress+プラグイン、④完全オリジナルならHTML/PHP開発がそれぞれ向いています。
1. 会員制サイトとは?その仕組みとメリット

会員制サイトとは、「会員」のみがコンテンツにアクセスできるWebサイトのことです。ゲーム・アニメ・ファンクラブ・オンラインスクールなど、動画やテキストを限定公開する仕組みが特徴です。
代表的なサービスとしては次のものがあります。
- 動画配信サイト(例:Netflix、Hulu)
- オンライン学習サイト(例:Udemy、Schoo)
- オンラインサロン(例:DMMオンラインサロン)
無料で利用できる「無料会員」と、追加特典が付く「有料会員」を設けるケースが多く、料金プランに応じてアクセスできるコンテンツや機能が変わります。
1.1 会員制サイトのメリット

サイト運営者にとってのメリットは、主に3つあります。
有料会員を集めることで、毎月安定した収益を確保できます。広告収入と違い、会員数に比例して収益が積み上がるのが強みです。
限定コンテンツや特別サービスを提供することで、継続的に利用してもらいやすくなります。
「会員だけ」の特別感やプレミアム感を演出することで、サイト・サービスのブランド価値が高まります。
2. あなたに合う方法はどれ?タイプ別おすすめ早見表

まず、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。下の早見表で、あなたに合うタイプを確認してみてください。
| あなたの状況 | おすすめの方法 | 代表ツール | 費用感 |
|---|---|---|---|
| 初心者・すぐ始めたい | ノーコードツール | Lectea・Wix | 初期・月額無料〜 |
| サロン・コミュニティを作りたい | プラットフォーム活用 | YOOR・FANTS | 無料(手数料あり) |
| 自由にカスタマイズしたい | WordPress+プラグイン | Paid Memberships Pro | サーバー月1,000円〜 |
| エンジニア・完全オリジナルで作りたい | HTML/PHP開発 | - | 開発コスト次第 |
3. 会員制サイトを無料で作る4つの方法
それぞれの方法について、おすすめツールと具体的な作り方を詳しく解説します。
なお、おすすめツールを一覧で確認したい方は次の比較表をご覧ください。
| ツール | タイプ | 主な機能 | 料金/手数料 |
|---|---|---|---|
| Lectea | ノーコード |
|
初期・月額無料 手数料6.4%+決済3.6% |
| Wix | ノーコード |
|
無料〜(決済は有料プラン必要) |
| YOOR | プラットフォーム |
|
無料(手数料18%) |
| FANTS | プラットフォーム |
|
要問合せ |
| WordPress | WordPress |
|
無料(※サーバー費別) |
| Paid Memberships Pro | WordPress |
|
無料〜(※サーバー費別) |
3.1 ノーコードで作る(初心者におすすめ)
ノーコードツールを使えば、プログラミングの知識がなくても会員制サイトを作れます。操作がシンプルで、最短当日から公開も可能です。
◆ 会員制サイトに必要な主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| コンテンツ管理 | 会員サイトに表示するコンテンツの登録・管理 |
| 会員管理 | 会員の登録・管理、ランクの設定 |
| 決済 | 有料会員向けの事前決済(クレジットカードなど) |
| メルマガ | 会員向けのメール配信・セグメント配信 |
◆ おすすめツール① Lectea

専門知識がなくても、会員制のオンライン講座を簡単に作れるツールです。動画・PDF・テキストのコンテンツをアップロードでき、決済やメール配信機能も標準搭載。初期費用・月額費用がかからないため、まず試してみたい方にぴったりです。
【実際に使ってみた感想】Lecteaは管理画面がわかりやすく、コース作成から公開まで1時間以内に完了できました。動画のアップロードもスムーズで、初心者でも迷わず進められるのが良いと思います。
オンラインコースを作るときは「コース新規作成」を選びます。

「レッスンを追加する」を選んで、コンテンツを登録します。

各レッスンでは、公開/非公開の設定やコンテンツのアップロードができます。

◆ 機能
- コンテンツ管理・・・◯
- 会員管理・・・◯
- 決済・・・◯
- メルマガ・・・◯
◆ 料金プラン
- 初期費用: 無料
- 月額料金: 無料
- 取引手数料(Lectea利用料): 6.4%
- 決済手数料(Stripe): 3.6%
◆ おすすめツール② Wix

数百種類のテンプレートを備えたノーコードツールです。ドラッグ&ドロップのエディタでデザインを自由にカスタマイズでき、コード不要で会員制サイトを構築できます。

会員向けサイトを作る際は、会員限定エリアを設定します。

さらに、有料会員だけが閲覧できるページも作れます。

◆ 機能
- コンテンツ管理・・・◯
- 会員管理・・・◯
- 決済・・・◯(有料プラン必要)
- メルマガ・・・◯
◆ 料金プラン
無料プランでお試しもできますが、オンライン決済を使うにはスモールビジネスプラン(月額2,300円〜)以上が必要です。
| 項目 | ビジネスプライム | ビジネス | スモールビジネス | パーソナル |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 13,500円 | 2,700円 | 2,300円 | 1,300円 |
| オンライン決済 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
| データ容量 | 無制限 | 100 GB | 50 GB | 2 GB |
【参考記事】・ Wixのメリットとデメリット!使い方、デザイン、料金、セキュリティの注意点
3.2 プラットフォームを活用する(超初心者におすすめ)
すでに会員制の仕組みが整ったプラットフォームを利用する方法です。サイト構築の手間がなく、申込みだけで会員制コンテンツの配信を始められます。
プラットフォームを選ぶ際のポイントは4つです。
- 登録できるコンテンツの種類(動画・画像・テキストなど)
- 会員への連絡方法(メルマガ・アプリ通知など)
- 支払い方法(クレジットカード・電子マネーなど)
- 初期費用・月額料金の有無
以上のポイントを踏まえて、おすすめのプラットフォームを2つご紹介します。
◆ おすすめプラットフォーム① YOOR

オンラインサロン・コミュニティ・ファンクラブ・オンラインレッスンなど、さまざまな目的で使える日本発のプラットフォームです。初期費用・月額料金はかからず、まず試したい方に向いています。
会員サイトを作るときは、サロン名・説明・キーワードを登録します。

料金プランを設定し、各プランで利用できる内容を登録します。

【実際に使ってみた感想】YOORはコミュニティ機能が充実していて、会員同士の交流を促したい方に向いています。ただし手数料が18%と高めなので、売上規模が大きくなったら他ツールへの移行も検討するとよいでしょう。
◆ 基本情報
- 登録できるコンテンツ: 動画・画像・テキスト
- 会員への連絡方法: メルマガ
- 支払い方法: クレジットカード
- 初期費用・月額料金: 無料(手数料18%)
◆ おすすめプラットフォーム② FANTS

幅広い設定や機能を使って、自分のビジョンに合ったサイトを構築できます。会員内での交流や動画視聴の機能を備え、ファンクラブ・アーティスト系の会員サイトにも多く使われています。

動画コンテンツを一覧で管理でき、料金設定も簡単です。

また、会員へのお知らせ通知機能やイベント管理機能もあり、会員エンゲージメントを高めやすい設計です。

◆ 基本情報
- 登録できるコンテンツ: 動画・画像・テキスト
- 会員への連絡方法: メール・アプリの通知機能
- 支払い方法: クレジットカード
- 初期費用・月額料金: 要問合せ
3.3 WordPressで作る(中級者向け)
WordPressは、世界中の個人・企業が利用するオープンソースのCMSです。会員制プラグインを組み合わせることで、プログラミング不要で本格的な会員制サイトを作れます。

WordPressで会員制サイトを作る手順は次のとおりです。
◆ (手順1) WordPressをインストールする
まずレンタルサーバーを契約し、WordPressをインストールします。多くのレンタルサーバーがワンクリックインストールに対応しています。おすすめのレンタルサーバーはエックスサーバーやロリポップです。
◆ (手順2) 会員制プラグインをインストールする
プラグインとは、スマートフォンのアプリに似た機能追加ツールです。WordPressに「有効化」するだけで機能を追加できます。おすすめのプラグインを2つご紹介します。
◆ おすすめプラグイン① Paid Memberships Pro

WordPressに会員制機能を追加するプラグインで、無料から始められます。オンライン講座・動画・ブログなどのコンテンツを会員限定で管理でき、設定方法の解説動画(英語)も豊富です。
◆ 料金プラン
| プラン | Free | Standard | Plus | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | $0 | $174/年 | $299/年 | $5,000〜 |
| 対象 | 初心者 | DIY向け | 高度な構成 | 大規模 |
▶ Paid Memberships Proの公式サイトを見る
◆ おすすめプラグイン② MemberPress

WordPressに会員制機能を追加するプラグインです。サブスクリプション販売やオンライン講座の提供に対応しており、設定の自由度が高いのが特徴です。
英語ですが、操作方法をYouTubeで確認できます。
◆ 料金プラン
- Basicプラン: 359ドル/年〜(無料プランなし)
【実際に使ってみた感想】WordPressは自由度が高い反面、サーバー・ドメインの契約・設定など、最初の準備に1〜2時間ほどかかります。ノーコードツールより学習コストはありますが、長期的に運用するならWordPressが拡張性の面で優れています。
3.4 HTMLやPHPで作る(上級者向け)
完全オリジナルの会員制サイトを作りたい場合、HTML/CSS+PHPで構築する方法があります。設計の自由度は最も高い一方、専門的な開発知識が必要です。
◆ (手順1) HTML/CSSでデザインを作る
サイトの基本構造をHTMLで作り、CSSでデザインを整えます。「ログインフォーム」「会員専用ページ」など基本的なページを作成します。
◆ (手順2) PHPで機能を実装する
- ログイン認証: IDとパスワードを確認し、ログインを許可する
- 会員管理: 会員情報の登録・変更・削除を管理する
- コンテンツの表示制限: ログイン済みの会員だけがコンテンツを閲覧できる仕組みを作る
◆ (手順3) MySQLなどのデータベースで顧客データを管理する
- ユーザー情報: 名前・メールアドレス・パスワードなど
- コンテンツデータ: タイトル・ファイルパス・アクセス権限など
◆ (手順4) コンテンツ管理機能を実装する
- 管理者が動画やファイルを簡単に追加できるアップロード機能
- 特定の会員だけが特定コンテンツにアクセスできる権限設定
開発費用はスキルや外注費用によって大きく異なりますが、フリーランスに依頼した場合は数十万円〜が目安になります。
4. 費用の実態と「無料」の落とし穴
「無料で始められる」とうたっているツールでも、実際に有料コンテンツを販売しようとすると費用が発生するケースがあります。方法別の実際のコストを整理しました。
| 方法 | ツール例 | 実際にかかる費用 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ノーコード(Lectea) | Lectea | 初期・月額:無料 手数料:約10%(6.4%+3.6%) |
売上が増えると手数料負担が増す |
| ノーコード(Wix) | Wix | 決済利用:月額2,300円〜 | 無料プランでは決済不可 |
| プラットフォーム(YOOR) | YOOR | 初期・月額:無料 手数料:18% |
手数料が高め |
| WordPress | WordPress | サーバー:月1,000円〜 ドメイン:年1,000〜2,000円 |
WP自体は無料だが維持費がかかる |
| HTML/PHP開発 | - | 開発費:数十万円〜(外注時) | 高い技術力が必要 |
【補足】「無料」を謳うツールでも、有料会員向けの決済機能は多くの場合、有料プランや手数料の発生が避けられません。小規模でスタートするなら初期コストを抑えられるLecteaやYOORが現実的です。売上が安定してきたら、手数料の安いWordPressへ移行を検討するのもよい選択肢です。
よくある質問と回答
Lectea・YOOR・WordPress(Paid Memberships Pro無料版)は初期費用・月額費用が無料で始められます。ただし、有料会員への決済機能を使う場合は取引手数料が発生します。また、Wixで決済を使うには有料プランへのアップグレードが必要です。
はい、LecteaやWix、YOORなどのノーコードツール・プラットフォームであれば、プログラミング知識ゼロで始められます。管理画面の操作だけでコンテンツの登録・会員管理・決済の設定が完結します。
無料プランでも会員限定ページを作ることはできます。しかし、オンライン決済を使うにはスモールビジネスプラン(月額2,300円〜)以上へのアップグレードが必要です。有料会員を集めたい場合は有料プランへの移行を前提に計画を立てましょう。
WordPress本体とPaid Memberships Proの無料版は0円ですが、レンタルサーバー代(月額1,000円前後)と独自ドメイン代(年間1,000〜2,000円程度)が別途かかります。年間トータルで1万5,000円前後が目安です。
Lecteaは初期費用・月額料金が無料ですが、売上に対してLectea利用料6.4%+Stripe決済手数料3.6%の合計約10%の手数料がかかります。たとえば月に10万円の売上があれば、約1万円が手数料として差し引かれます。
まとめ
この記事では、会員制サイトを無料で作る4つの方法とおすすめツール6選をご紹介しました。ポイントを整理します。
- ノーコードツール(Lectea・Wix)・・・初心者が最短で始められる。Lecteaは手数料約10%、Wixは決済利用に有料プランが必要
- プラットフォーム(YOOR・FANTS)・・・サイト構築が不要で超手軽。YOORは手数料18%と高め
- WordPress+プラグイン・・・カスタマイズ性が高く長期運用向き。サーバー費月1,000円〜がかかる
- HTML/PHP開発・・・完全オリジナルが作れるが、開発知識が必要
初心者の方は、まずLecteaかYOORで無料スタートし、会員数や売上が伸びてきたら費用対効果を見ながらWix有料プランやWordPressへの移行を検討するのがおすすめです。
なお、ファンクラブやオンラインスクールに関するツールは別記事でまとめています。あわせてご覧ください。
【参考記事】 ・ ファンクラブサイトおすすめ12選の比較!ファンクラブの開設方法(無料あり)
【参考記事】 ・ オンラインスクールのプラットフォームおすすめ8選を比較(無料あり)
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