ネットショップの仕入れ先を見つけるには、どのような方法があるのでしょうか。
まず、Web問屋やオークションサイト、問屋街で商品を仕入れる方法があります。個人で1点のみ商品を仕入れることや、無在庫で商材を仕入れることもできます。
また、海外のECサイトやオークションで仕入れる方法もありますが、送料が発生する点は注意が必要です。そこで、ネットショップの仕入れ先を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、商品の仕入れ先を確保する6つの方法とその注意点をご紹介します。
1. 国内の3つの仕入れ先
日本国内の業者から商品を仕入れるには、3つの方法があります。
それぞれを詳細に説明します。
1.1 卸売りサイト
卸売サイトで商品を仕入れます。個人でも仕入れが可能で、資金などに関する審査もありません。代表的な卸売サイトをご紹介します。
◆ NETSEA(ネッシー)
アパレル、インテリア、日用雑貨などの多種多様な商材を扱っています。メーカーや卸業者が5000社、25万社のバイヤーがいる知名度の高い卸売りモールサイトです。
◆ トップセラー(TopSeller)
無在庫で、仕入れることができる卸売サイトです。取り扱う商品数は25万点もあり、豊富です。また、ネットショップ作成ソフトとデータを連携することで、受注後、簡単に発注できます。
ほかにも、14のネット問屋を別記事でまとめています。興味がございましたら、ご覧ください。
【参考記事】 ・ ネット問屋の一覧!14のネット問屋をご紹介
・ トップセラーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
1.2 オークションサイト
個数限定で、オリジナルな商品を販売する場合には、オークションサイトが便利です。オークションサイトから仕入れた商品を販売する際には、古物商の免許が必要となります。
代表的なオークションサイトをご紹介します。
◆ ヤフオク
利用者数はスマホユーザだけで1654万人、パソコンユーザは971万人を誇ります。常時5000万個の商品が出品されています。(*1)利用にはYahoo!プレミアム会員への登録が必要です。
*1: ヤフオクのホームページから引用
【参考記事】 ・ ヤフオクの3つのメリットと2つのデメリット
◆ オークファン
過去10年分、300億件のオークションの落札相場を検索し、ヤフオク!で商品を自動で落札できる入札予約ができます。さらに、ネット物販のノウハウをメール講座にて学ぶこともできます。
1.3 卸問屋
東京には浅草・蔵前・横山町・馬喰町問屋街があり、卸問屋が軒を並べています。
衣料品や生活雑貨、文具など卸問屋によって得意分野があります。
◆ 浅草かっぱ橋問屋街
飲食店の道具などを扱う東京都台東区の商店街です。食べ物の包装資材が豊富に見つかります。
2. 海外の仕入れ先
インターネットの普及により、海外のメーカーや卸業者から仕入れることが簡単になりました。海外の卸問屋の場合には、個人が相手でも注文に応じてもらえます。
◆ メリット
- 国内市場にない商品を扱える
- 商品を安く買える
◆ デメリット
- 商品が粗悪な場合があり、商品が遅延することもある
- 送料が高い
なお、海外の商品を仕入れる方法は3つあります。
- 自分で現地に行き、仕入れます
- 海外のオークションサイト、ショッピングサイトを利用します
- ネットショップから仕入れます
それぞれを詳細に説明します。
2.1 現地
輸入品などは海外の現地に足を運び、実際に商品を買いつける方法です。いろいろな店を見て回ることで商品を買い付けます。
その商品をそのまま販売するほか、買い付け後、商品についているタグからメーカー名を割り出して、直接連絡をとり、卸契約を結びます。
2.2 海外のオークションサイト、ショッピングサイト
欧米や中国の珍しい商品を仕入れるときには、セカイモンやCHINAMARTが便利です。
なお、海外のオークションサイトから仕入れた商品を販売する際にも、古物商の免許が必要となります。また、英語に自信がある方は、eBayなど海外のサイトから商品を仕入れる方法もあります。
◆ セカイモン
世界最大オークションeBay の日本向けの公認サイトです。商品数は1億点以上にのぼり、アメリカやイギリスなどの海外から、ファッションや書籍、アウトドア用品を落札できるオークションサイトです。
サイト内の表記がすべて日本語となっているため、商品の特徴も簡単に把握できます。また手続きやコミュニケーションについては、日本人スタッフがいるため、安心して購入できます。
◆ CHINAMART
中国の商品を扱っている淘宝(タオバオ)の商品を代行で購入してくれるサービスです。淘宝(タオバオ)は、中国を拠点にサービスを展開しているショッピングサイトです。最大の特長は価格の安さであり、日本までの送料を考慮にいれても低価格で商品を購入できます。商品の価格は中国の元と日本の円で記載されており、レアな商品などが安く購入できます。
◆ eBay
アメリカで誕生した世界最大のネットオークションサイトです。英語表記ですが、価格は日本円で表記されており、掘り出し物が見つかることもあります。
2.3 海外のメーカー
海外メーカーの公式サイトから、卸契約を結んで、仕入れます。特に、ホームページの「卸売ページ」で住所などを登録し、契約する形態が増えています。審査は緩く、翻訳ソフトを使えば、外国語ができなくても仕入れることができます。
なお、海外の仕入れ先は、日本国内で開かれる展示会や見本市を通じて探すのがもっとも効率の良い方法です。見本市の情報は、ジェトロの公式サイトから参照することができます。
◆ JETRO見本市・展示会情報
まとめ
本記事は、日本国内の業者と海外の業者に分けて、商品の仕入れ先を確保する方法をご紹介しました。スタート当初は、多数の仕入れ先を確保する必要はなく、まず1社と取引をはじめ、徐々に実績とともに仕入れ先を増やすことをおすすめします。
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Writer/編集者: 松田康