ウイルス対策ソフトの「期限切れメッセージ」が出たときに、何をしたらいいのでしょうか。
一番やってはいけないことが「放置したままにしてしまう」ことです。放置したままにすると、かえってウイルスが入りやすくなります。では、何をすればいいのでしょうか。
本記事は、ウイルス対策ソフトの「期限切れメッセージ」が表示されたときの対策をご紹介します。
【参考文献】もしも社長がセキュリティ対策を聞いてきたら
1. ウイルス対策ソフトの期限切れとは
ウイルス対策ソフトの期限切れのメッセージが表示されたときに、やってはいけないことが「放置したままにしてしまう」ことです。
ウイルス対策ソフトの期限切れには、2つの問題があります。
- ウイルスやマルウェアに感染する可能性が高くなる
- セキュリティアップデートが適用されなくなる
ウイルス対策ソフトウェアは、定期的にアップデートされることで、新たな脅威に対して対応できます。しかし、期限切れになると、最新のセキュリティアップデートが適用されなくなり、セキュリティリスクが増大することがあります。
そして、放置したままにするくらいなら、実はアンインストールする方がリスクを減らせます。
なぜアンインストールするくらいのほうがリスクを下げられるのでしょうか。また、どんな対策を打てばいいのでしょうか。
2 ウイルス対策ソフトの期限切れの3つの対策
ウイルス対策ソフトの「期限切れメッセージが表示された」ときの対策としては3つあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1. 継続利用
ウイルス対策ソフトの期限切れメッセージが表示されたときには、継続利用できるように製品を購入することが一番シンプルな方法です。
一般的には、1年～3年の期間で契約できます。ウイルス対策ソフトによって契約できる期間がことなりますので、各社のホームページをご覧ください。
なお、いまは会社や家でも複数のパソコンがある時代です。場合によっては他のパソコンでウイルス対策ソフトを購入していて、複数台の利用ができるライセンスを購入している場合があります。
そして、未利用なライセンスが残っている場合もあります。念のために未使用のライセンスがないか確認をすることもおすすめします。
2.2. ほかのウイルス対策ソフト
事前にインストールされていたウイルス対策ソフトではなく、他社のウイルス対策ソフトを購入する方法もあります。
その場合には、事前にインストールされていたウイルス対策ソフトをアンインストールすることをお勧めします。 パソコンの動作が遅くなりますし、まれに正常に動かないこともあるためです。
また、最近のウイルス対策ソフトは、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど複数台に使用できるものもあります。 パソコンのセキュリティ対策は気を付けていても、スマートフォンやタブレットは忘れがちな場合もあります。
しかし、スマートフォンもタブレットも重要な個人情報を持っている場合が大半です。これを機会に、スマートフォンやタブレットのウイルス対策ソフトも検討してみてください。
なお、代表的なウイルス対策ソフトをご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
2.2.1 ノートンセキュリティ
Windows、MAC、Android端末に対応できているウイルス対策ソフトです。そのため、パソコン、スマホ、タブレットで利用できます。
また、第三者機関SE Labsの調査で26回連続最高評価の「AAA」を獲得しているソフトです。ウイルス対策や不正アクセス、Wifiの送受信データの暗号化にも対応しています。
2.2.2 ウイルスバスター
トレンドマイクロ株式会社が提供する日本でもっとも多く利用されているセキュリティソフトです。 PC向けセキュリティ製品の国内シェアNo.1の実績を持ちます。
有害と判断されたWebサイトへのアクセスを遮断する機能などもあります。パソコン、スマートフォン、タブレットにインストール可能です。
ノートンセキュリティと同様、導入して間違いのないソフトの一つです。
2.2.3 ZEROウイルスセキュリティ
1台に1度入れれば、インストールした端末が利用できる限り、使えるウイルス対策ソフトです。更新料が0円のため、導入・維持費用が安くて、セキュリティ対策ができます。
2.3． マイクロソフトのウイルス対策ソフト
高機能ではないですが、ウインドウズに標準に搭載されているWindows Defenderというウイルス対策ソフトを使う方法もあります。
Windows Defender とは、Windows に標準搭載されているセキュリティ対策ソフトで、悪意あるソフトウェアを検出・削除する機能を持っています。
通常、Windows Defender以外のウイルス対策ソフトを利用しているときは、Windows Defenderは動作していません。 しかし、他のウイルスソフトをアンインストールすると、Windows Defenderが自動で有効になります。 念のため、Windows Defenderの画面を表示して、リアルタイム保護が「オン」になっているか確認してください。
◆◆
期限切れのウイルス対策ソフトを放置することが問題な理由の一つとして、ウイルス対策ソフトが放置されている限り、アンインストールされていないため、Windows Defenderも有効になっていない状態になります。
そのため、上記対策のいずれかを実行することをお勧めします。
まとめ
本記事では、ウイルス対策ソフトの期限切れメッセージが表示されたときの対策をご紹介しました。なお、集客や販促、ITツールに役立つ情報を別記事でまとめています。
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Writer/編集者： 松田康