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ジムの経営に役立つ資格!おすすめ5選(勉強方法、料金表付き)


ジムの経営に役立つ資格を比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。

解剖生理学や運動生理学、プログラムの作成方法を学ぶ資格、さらに経営戦略の策定や店舗戦略、マーケティング、予算管理を学ぶ資格もあります。

また、通学だけでなく、通信講座で取得できる資格や国家資格も選択肢の一部です。ジムの経営に関する資格を取得する前には、重要なポイントを把握しておきましょう。

この記事では、ジムの経営に役立つおすすめの資格5つと、それらの取得方法について詳しくご紹介します。

 

ジムの経営に役立つ資格!おすすめ5選

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ジムの経営に関する資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  •  何を学ぶか。(解剖生理学、運動生理学、エクササイズ経営戦略、店舗戦略)
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座、独学)
  •  どのくらいの難易度か。(合格点、合格率)
  •  どこで取得できるか。
  •  どのくらいの費用で取得できるか。

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格をご紹介します。

  1.  NESTA PFT(パーソナルトレーナー)
  2.  JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会)
  3.  NSCA-CPT(特定非営利活動法人NSCAジャパン)
  4.  FCM技能検定(フィットネスクラブ・マネジメント技能士)
  5.  JSPO(日本スポーツ協会)アスレティックトレーナー

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. NESTA PFT(パーソナルトレーナー)

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全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA) が運営する資格です。

運動生理学機能解剖学、トレーニングの理論やプログラムを指導するスキルを学べます。トレーニングプログラムの作成やアドバイスを行う能力を身につけられます。ジムでのトレーニング指導や個別コンサルティングに役立ちます。

さらに、トレーナーとして接客の知識や、経営やマーケティングに関する知識も問われます。

なお、認定試験に受験をした後、約4〜6週間で試験結果が届きます。資格を保有することで、資格認定カードや、名刺、ポロシャツ、盾を購入できます。

NESTA-PFT 

◆ 問われる内容(学習内容)の例 

  •  運動心理学
  •  パーソナルトレーニングのビジネス
  •  広報戦略、事業計画
  •  NESTAのセールスの考え方
  •  運動生理学
  •  機能解剖学
  •  生体力学
  •  柔軟性
  •  栄養と代謝
  •  NESTAパーソナルトレーニングシステム
  •  プログラム設計
  •  エクササイズの実践
  •  安全管理、怪我の予防と救急措置

◆ 資格取得後の仕事

パーソナルトレーナー

人材紹介サイトのindeedで調査をしたところ、有資格者を優遇する案件が多数ありました。

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◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

  • 教材費: 14,960円
  • 事前講習受講料: 16,500円
  • 認定試験受験料: 8,250円

◆ 受験場所

東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、沖縄

◆ 運営団体

全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

2. JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会)

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日本トレーニング指導者協会(JATI)が運営する資格です。

体力学機能解剖運動生理学食事指導、メンタルトレーニング、トレーニング計画の立案からプログラムの作成に関する知識が問われます。

食事管理や栄養指導を行うために必要な知識や技術を身につくため、ジムの利用者に栄養面でサポートができます。

なお、養成講習会を受講し、自己学習課題を提出し、認定試験に合格することで、資格を取得できます。

JATI-ATI

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • 体力の概念、体力の要素と体力モデル
  • 機能解剖(上肢、節脊柱と胸郭、下肢)
  • バイオメカニクスの基礎理論、スポーツ及びトレーニング動作のバイオメカニクス
  • 運動生理学(呼吸循環系・エネルギー代謝と運動、骨格筋系、神経系、内分泌系と運動)
  • 運動と栄養(五大栄養素、スポーツ栄養マネジメント、食事指導
  • 運動と心理(メンタルトレーニング、イメージトレーニング、メンタルヘルス)
  • 運動と医学(救急処置法、スポーツ選手の整形外科的傷害と予防、生活習慣病とその予防)
  • 運動指導の科学
  • トレーニング指導者論(トレーニング指導者の業務、トレーニング指導者の行動と倫理)
  • トレーニング法の理論とプログラム(プログラムの作成、持久力・スピード・柔軟性向上)
  • トレーニング法の実際(クイックリフト、ジャンプ系エクササイズ、ストレッチング)
  • トレー ニング効果の測定と評価(測定データの活用、ランキングや得点化による評価法)
  • トレーニングの運営と情報活用(トレーニング機器・器具、運動指導のための情報と活用)

◆ 資格取得後の仕事

  • トレーニングコーチ、フィットネスインストラクター、パーソナルトレーナー

人材紹介サイトのindeedで調査をしたところ、有資格者を優遇する案件が多数ありました。

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◆ 難易度

合格率 80% (2021年度第1回一般対象 トレーニング指導者認定試験 全国共通会場)

出典 : JATI-ATI認定試験の合格率

◆ 料金(税込)

養成講習会: 一般科目 55,000 円 専門科目 60,500 円 ※トレーニング指導者テキスト理論編改訂版、ワークノートは提供

◆ 受験会場

東京、札幌、宮城、石川、名古屋、大阪、岡山、福岡、沖縄

◆ 運営団体

日本トレーニング指導者協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

3. NSCA-CPT

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特定非営利活動法人NSCAジャパンが運営する資格です。

解剖生理学エクササイズのテクニック、栄養学、心理学、クライアントの評価や、トレーニングの指導技術に関する知識が問われます。

テストセンターで、コンピュータを利用した試験を受けます。試験時間は3時間で、3つの選択肢から解答を選びます。エクササイズや機能解剖学に関する映像を見て、解答する設問があります。合格をすると、認定証を受け取れます。

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◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  解剖生理学
  •  バイオメカニクス、エクササイズテクニック
  •  栄養学
  •  心理学
  •  クライアントの健康評価と体力評価、栄養学
  •  プログラムデザイン
  •  ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ
  •  レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニング
  •  プライオメトリックトレーニング、スピードトレーニング
  •  安全な施設条件、機器の管理

◆ 資格取得後のキャリア

  •  パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクター

人材紹介サイトのindeedで調査をしたところ、有資格者を優遇する案件が多数ありました。

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◆ 難易度

合格率: 75% ※ 2020年度

◆ 料金(税込)

46,000円

◆ 受験場所

福岡、大阪、東京

◆ 運営団体

特定非営利活動法人NSCAジャパン

◆ 資格の取得方法

 

4. FCM技能検定(フィットネスクラブ・マネジメント技能士)

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一般社団法人 日本フィットネス産業協会が認定する資格です。検定試験に合格することにより国家資格であるフィットネスクラブ・マネジメント技能士を取得できます。資格は、3種類あります。

  • 3級: 運動トレーニング店舗運営、顧客対応に関する知識が問われる
  • 2級: 人材の教育・活用やプログラム、施設などの品質管理に関する知識が問われる
  • 1級: 店舗運営や人材戦略、リスクマネジメントなど経営に関する知識が問われる

3級、2級の合格者には日本フィットネス協会の会長から合格証書が発酵され、1級の合格者には厚生労働大臣より、フィットネスクラブ・マネジメント技能士の合格証書が発行されます。

1級は、経営戦略の策定や店舗戦略、マーケティング、予算管理など、経営全般に必要なスキルを学べます。そのため、ジム経営者としての経営能力を高めるのに役立ちます。

FCM技能検定(フィットネスクラブ・マネジメント技能士) 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
3級
  • 健康施策の概要と動向、生活習慣病、栄養・運動・休養
  • 運動生理学の基礎、トレーニングの基礎、救急処置
  • フィットネス産業概論、スポーツ産業概論、フィットネスクラブ概論
  • 店舗事務、イベント企画・運営、サービス説明・見学者対応
  • 各種会員手続き、ショップ販売、施設・設備の安全確保
  • 顧客対応と接客の心構え、クレーム対応
  • チームワークとコミュニケーション、安全衛生
2級
  • 生活習慣病とその予防 (基礎代謝と身体活動量の測定法、栄養素とカロリー)
  • 高齢者の健康づくり(介護保険制度、介護予防の考え方、介護予防と運動、認知症)
  • 運動生理学の基礎(骨格筋の構造、神経系と運動、呼吸・循環系と運動、栄養分補給)
  • トレーニング(体力トレーニングの原理、ウエイトトレーニング、ストレッチ)
  • 救急処置(RICE 処置)、救命処置(止血法、CPR(心肺蘇生法)、AED
  • フィットネスクラブ概論
  • 品質管理
  • マーケティング(市場・商圏分析と店舗戦略、マーケティング戦略と販売促進策)
  • 売上・収益管理(経費管理、現金・伝票管理、財務諸表の見方と活用、営業技術)
  • 店舗建屋、ボイラ設備、空調設備、防災・防火設備、給排水設備、電気設備
  • 人事・労務管理(労働・社会保険、要員計画、募集・採用、人材開発・育成)
  • リスク管理
  • 顧客対応と接客の心構え(スタッフの言葉遣い、職場での身だしなみ、電話対応)
  • 顧客管理 、クレーム対応
  • 関連法規(消防法、公衆浴場法、水質汚濁防止法、省エネ法、個人情報)
  • 安全衛生
1級
  • 国民健康・栄養の変遷と現状、健康増進施策の概要
  • 生活習慣病(NCD)の種類・内容
  • 基礎代謝と身体活動量の測定法、栄養素とカロリー、栄養補給とサプリメント、運動と休養
  • 運動生理学運動時の代謝・ホルモン作用、運動時の水分・栄養分補給、加齢と運動)
  • トレーニング(年代別のトレーニングの目的・課題、体力要素別のトレーニング方法)
  • フィットネスクラブ概論
  • 事業ドメイン、コア・コンピタンス、競争優位性、経営環境分析
  • 店舗経営戦略の策定と本部等との調整、店舗戦略と組織、店舗戦略の展開と実行管理
  • 中期損益計画
  • 営業目標の設定、営業活動の管理、営業技術(法人/個人、新規開拓/既存深耕)
  • 与信管理
  • フィットネスクラブのマネジメントにおける品質
  • 財務諸表(損益計算書、貸借対照表、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書)
  • 予算管理、経営分析、法人税
  • 受付システム、会員システム、エクササイズ機器、測定器、店舗内インフォメーション
  • クレームの発生要因、クレームのエスカレーション、クレームへの対応、再発防止

◆ 資格取得後のキャリア

パーソナルトレーナー

◆ 難易度

  •  合格基準(3級、2級): 満点の60%以上の正答
  •  合格基準(1級): 満点の65%以上の正答

◆ 料金

  •  3級: 学科試験 5,000円 実技試験 5,000円 ※税金はかかりません。
  •  2級: 学科試験 7,500円 実技試験 7,500円 ※税金はかかりません。
  •  1級: 学科試験 8,900円 実技試験 19,000円 ※税金はかかりません。

◆ 受験場所

札幌、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、大阪、岡山、広島、福岡、沖縄

◆ 運営団体

一般社団法人 日本フィットネス産業協会

◆ 資格の取得方法

 

5. JSPO(日本スポーツ協会)アスレティックトレーナー

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JSPO(日本スポーツ協会)が運営する資格です。

スポーツ活動中の外傷・障害予防コンディショニングやリコンディショニング、安全と健康管理、医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応という4つの役割に関する知識が問われます。

共通科目と専門科目と2種類のテストがあります。共通科目では、自宅学習の後、知識確認テストが行われ、集合講習会のあとに、課題レポートを提出します。専門科目では、3つ講習会を受講後、実技確認テストを受け、合格をすると、協会から認定証、登録証を受領します。

JSPO(日本スポーツ協会)アスレティックトレーナー 

◆ 問われる内容(学習内容)の例 

種類 問われる内容(学習内容)の例
共通科目
  • グッドコーチ(日本スポーツ協会公認スポーツ指導者)に求められる人間力
  • グッドコーチに求められる医・科学的知識
  • 現場・環境に応じたコーチング
専門科目
  • 安全・健康管理とスポーツ外傷・障害の予防
  • コンディショニング
  • リコンディショニング
  • 救急対応
  • 検査・測定と評価
  • 人体の解剖と機能
  • スポーツ科学概論
  • スポーツ医学概論

◆ 資格取得後の仕事

アスレティックトレーナー、トレーナー

※ なお、JSPOがアスレティックトレーナーよりアンケートを取得しています。

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【出典】 JSPO 日本のトレーナー実態調査

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

  • 受講料: 77,000 円
  • リファレンスブック代 電子版 2,640 円 紙版 3,300 円
  • 専門科目テキスト代 電子版 8,910 円  紙版 11,000 円
  • 資格登録料: 20,000円(4年間)

◆ 受験場所

東京、名古屋、大阪、福岡

◆ 運営団体

JSPO(日本スポーツ協会)

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

まとめ

本記事は、ジムの経営に役立つ資格おすすめ5選と取得方法をご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通学で取得したい
独学で取得したい FCM技能検定  公式テキスト
ジムの経営も学びたい
資格の費用を抑えたい FCM技能検定 公式テキスト

なお、ボディーメイクやストレッチ、筋膜リリースに関する資格は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ボディーメイクの資格おすすめ7選!費用や難易度、合格率、トレーナー養成
       ・ ストレッチの資格おすすめ6選の比較!オンライン、パーソナル、簡単
       ・ 筋膜リリースの資格おすすめ4選の比較!種類・通信・インストラクター

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Writer/編集者: 松田康


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